胃のレントゲン検査、バリウムが下剤で出ないとどうなる？

胃のレントゲン検査、バリウムが飲むのが辛い、バリウムの排出の時の下剤の効きが悪い気がする・・など不安になる点が多いですよね。今回は胃のレントゲン検査の手順とバリウム排出の注意点について調べてみました。

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胃のレントゲン検査、どのような手順で行われる？

胃に限定した消化管X線検査は上部消化管X線検査とも呼ばれており、発泡剤とバリウムを飲んで、上部の消化管をX線で検査する方法です。上部消化管は食道から十二指腸まで、下部消化管は直腸を含む大腸を指します。
消化管X線検査を受けるときは前日の夕食終了後から、最低10時間以上は絶食します。これは胃の内容物が反射して、潰瘍や腫瘍と区別が付かなくなることを防ぐためです。
検査当日は最初に胃を膨らませるための発泡剤を飲み、次に造影剤であるバリウムを飲みます。この状態でX線を当てると、バリウムはX線を通さないため白く写り、対象物のみをフィルムに投影することができます。

1︎⃣消化管X線検査を受けるまで10時間以上は絶食します。
2︎⃣胃を膨らませる発泡剤を水で飲みます。
3︎⃣造影剤であるバリウムを少し口に含み、指示があってから飲みます。
4︎⃣次に一気にバリウムを飲み干します。
5︎⃣検査台に乗って、指示通りに体を回転させます。
6︎⃣検査時間は3分程度で完了します。
7︎⃣検査後は下剤を飲んで、バリウムを出し切ります。

引用元-消化管X線検査の手順！下剤でバリウムを排出しないと腹痛になる｜ピロリ菌事典

胃のレントゲン検査、どうしてバリウムを飲むの？

胃のX線検査で用いられる「バリウム」は、正式名称を「硫酸バリウム」と言い、硫酸イオンとバリウムイオンからなる化合物（化学式はBaSO4）です。
バリウムという名称はバリウムを含む鉱石が高密度で重かったことから、ギリシャ語のbarys（＝重い）が由来と言われており、現在ではバリウムと言うとこの硫酸バリウムを指します。
硫酸系とバリウム系の化合物の中では唯一、毒物及び劇物取締り法から除外されており、無味無臭の白色で粉状もしくは無色の柱状で、水に溶けにくい性質を持っています。
また、硫酸バリウムは自然界にも存在し、硫酸バリウムを含んだ鉱石は「重晶石」と呼ばれています。

引用元-バリウム　飲み方のコツ・上手な排便・トイレの使い方など | 体の不調の原因・症状・解消法

バリウムにはX線を透過しない性質があるため、口から飲みこんだバリウムが食道、胃、腸を通ることでその様子を映し出すことができます。
バリウムを使用せずにX線検査を行うと、これらは透過してしまい映りません。
また、バリウムは胃液や腸液に溶解しない性質も持っており、飲み込んでも消化器官から吸収されず、全てが便となって排出されるため無害です。
これらのことから、胃のX線検査ではバリウムが使われています。
なお、バリウムの前に飲む発泡剤には胃を膨らませる作用があり、これによって検査がしやすくなります。

引用元-バリウム　飲み方のコツ・上手な排便・トイレの使い方など | 体の不調の原因・症状・解消法

胃のレントゲン検査前に注意したいことは？

前日準備
バリウム検査に向けて、前日21時からは絶食で翌日の検査に挑む必要があります。
■ 水分は、お茶・水・白湯なら前日の制限はありません。
■ 検査当日は、開始3時間前まで100cc程度の水ならＯＫ。

当日、タバコは禁煙厳守！

なぜ、前夜からの絶食・当日、タバコを吸ってはいけないのでしょうか？

前夜から絶食の理由
この検査は、胃にバリウムを付着させて粘膜の凹凸（病変）の有無を調べる検査です。
胃の中には、少なからず食べ物のカスが残っていますので、それを前日からの絶食により
なくしていきバリウムの付着を良くして凹凸（病変）を見つけやすくするためです。

当日、タバコを吸ってはいけない理由
タバコを吸うと胃が刺激されて胃液の分泌がはじまってしまい胃がバリウムを食べ物と勘違いをして動き始めます。
すると飲んだバリウムを腸へ押し出そうとしてしまい、胃にバリウムがなくなります。
又、胃液が胃の中にたまるとバリウムが胃の粘膜にしっかりと付着しなくなります。
結果、病変を見落としやすくなります。　

引用元-胃部レントゲン | 福山検診所

検査後、下剤でバリウムをスッキリ出すコツは食事に？

検査が終わるとすぐに下剤を飲むように指示されますが、その後の食事に関しては特別な指示は行われないのが一般的。
伝えられるのは、「水をいっぱい摂っておいてください」程度。

1.水は大量に！バリウムを体内で固まらせない
排便をスムーズに行うようにするための他に、バリウムを体内で固まらせない効果もあるため、
中々便がでなくても、水だけは飲んでおくようにしましょう！

2. アルコールは翌日まで我慢！
水分といってもアルコールは注意が必要です。
食事ではありませんが、アルコールはバリウムを固めてしまう事があるため、検査日と翌日まではアルコールを控えることが大切です。

3. 便秘対策が、バリウム対策に！
特に食事内容の指示はないですが、便秘同様にバリウムを出すためには、消化の良い食べ物を摂りましょう！

引用元-バリウム検査後に下剤を飲んだ後の食事で気をつけること – 人間ドックの予約ならマーソ

検査後、下剤でバリウムが出なかったらどうなる？？

腸に長くバリウムを停滞させておくのはお勧め出来ません。飲む時には液体状になっているバリウムですが、元々は金属なので、わざわざ体内に置いておいて良い事はありません。また、時間が経つとどんどん固まってしまい、そうなると通常の腸の活動では排出が難しくなってしまいます。最悪の場合は、腸閉塞を起こす場合もあります。
さらに腸に孔を空けてしまう可能性もあります。そこまでいかなくても長期間バリウムが腸内で固まる事で、便として排出する時に肛門を傷つける恐れがあります。

引用元-バリウムが出ない時の対処方法とは！水分や食事を改善？ | Hapila（ハピラ）

出ているかどうかの目安
通常だと検査を行った夜〜翌朝を目安に排出が始まり、白っぽい便が出ます。イメージとしては完全に真っ白な便が出る印象がありますが、このあたりには個人差があり、全く真っ白という場合はあまりないので、真っ白じゃない！と心配する必要はありません。その後は何度かにわけて排出されます。
それではどれくらいでバリウムが体外に出れば良いのでしょうか。通常であると、2.3日後には全部出ると言われています。個人差はあるものの、5日以上出てこない場合には病院に行った方が無難です。

引用元-バリウムが出ない時の対処方法とは！水分や食事を改善？ | Hapila（ハピラ）

まとめ

胃の病気の早期発見のためにも大切な胃のレントゲン検査。下剤によるバリウムの排出が上手く行かないと逆に腸を傷つけてしまうことがわかりました。検査後、少しでもいつもとお腹の調子が違うな、と感じることがあれば、検査を受けた病院に早めに相談をした方が良さそうです。

twitterの反応

胃のレントゲンは「バリウム不味い」「ゲップ我慢するの辛い」ばかりがフィーチャーされますが、実のところは『下剤の影響で半日くらい日常生活を送りにくい』と言うのが1番の欠点なんですよ。

— がたやま (@yamagata_nobu) August 22, 2016

胃のレントゲン早めにしたの失敗やったぎゃぼーこのタイミングで下剤効き始めるとかやめて

— ハット (@31885394) August 15, 2016

俺も便秘とは無縁なので胃のレントゲンの検査の時初めて下剤を飲みましたよー。俺の場合、1錠で十分な効果がありましたけどね。

— せな (@senaly) August 7, 2016

昨晩の追加下剤が全く作用せず…今朝パンパンにお腹が張って痛いので、病院へ。バリウムがどこにいるのか？腸破裂してないか？調べるためにレントゲン…この差額と手間を考えたら胃カメラでよかったな。。。

— ゆうこ (@monkey9yuko) July 13, 2016

胃のレントゲン撮るために何度かバリウムを飲んでいるのだけど、バリウム飲む→バリウム胃壁にまぶす→レントゲン撮る→下剤でバリウム出す、から技術が進歩したもう少し良い方法ってないんだろうか？

— HOSHI-YA（ホシイヤ） (@hoshiyatomo) May 20, 2016

食事抜いて、検査着に着替えて、発泡剤飲んでバリウム飲んで、アクロバティックな動きして、下剤飲んで、便秘の恐怖と戦う胃のレントゲン検査はどうにかならないものか。

— ズレ母 (@zltmm) February 16, 2016

やっぱり，胃のレントゲン（バリウム飲むやつ）やったら調子崩した。例年同じ検査機関で受けているのだが，今年から下剤の種類が変わったのでまた調子の崩し方も違う。これ，なんとかならんもんか。

— にょんにょんなつき。 (@natsukiiiii) February 6, 2016

胃のレントゲンの後で下剤を飲んだときの説明に「今日はお酒は控えてください」って書いてあったけど、「飲むな」じゃないから、控え目に飲めばOKですよね？ｗ

— どくだみ (@dokudamisou_tw) December 19, 2015

今日は健康診断で胃のレントゲンを撮ったのでバリウム飲んでから、帰宅して昼食食べてから下剤飲んだけどイマイチきかない。２回目飲んだけどちゃんと出るかな

— トトモリ (@WOTASHUFU) November 15, 2015

バリウム検査はなぁ・・・。絶食の上に下剤を2リットル飲んで下痢しまくる事前準備で体力を消耗して、レントゲン台の上で頭を下にされたり器具で胃を強烈に圧迫されたりするのにゲップをするなって言われて、終わった後も下剤地獄という絶対にやりたくない検査だ。

— 青ニーソ (@BlueKneeSox) August 8, 2015