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人間の手により交配させられた動物「ハイブリッド」 | 鳳凰の羽

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人間の手により交配させられた動物「ハイブリッド」

      2017/09/12

人間の手により交配させられた動物「ハイブリッド」

みなさんは、人間が生み出した動物「ハイブリッド」をご存知だろうか。肯定的な意見、批判的な意見、様々でしょう。一体どのような経緯でハイブリッドが生み出されるのか、見ていきたいと思います。

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ハイブリッド動物とは…!?

人間の手によって、近しい種の動物同士を交配させて新たな動物を生み出す事は、近年ではあまり珍しくなくなったが、実際に映像や写真で見るとやはり衝撃的である。

引用元-神への挑戦なのか!? ロバ+シマウマ…異種交配で生まれたハイブリッド動物たち – エキサイトニュース

人間の手により交配させられた動物を「ハイブリッド」と呼ぶ。日本では雑種と言われていたが、近年ではミックスという呼称が定着しつつあるようだ。では何故このような交配が行われるのか。ひとつは牛や豚、鶏などに見られるように食用として人の好みに合わせて繁殖させる品種改良。

もうひとつはペットとして(特に猫や犬に多くみられるが)交配させて見た目の珍しい物や、小さいサイズを作り観賞用として売り出す物。どちらも商業目的である。

では他にどんなハイブリッドがいるのか見てみよう。
この他にもイノシシと豚でイノブタ、狼と犬でウルフドッグ。水牛(バッファロー)と牛でビーファロ(牛をビーフとしたのだろうか)など。
実はちょっとふざけているのではないかと思うようなネーミングもちらほら。

引用元-神への挑戦なのか!? ロバ+シマウマ…異種交配で生まれたハイブリッド動物たち – エキサイトニュース

人間が交配させた動物たち

「異種交配」とは、犬猫でいえば所謂「雑種」です。
最近は犬や猫も品種改良が行われており、ペットショップではチワワとプードルを掛け合わせた「チワプー」や、チワワとダックスフンドを掛け合わせた「チワックス」といった種類の犬を見ることがあります。

こうした異種交配は、ペットに限ったことではありません。百獣の王・ライオンと世界最大のネコ科動物・トラ。動物の中でも最強の部類に入るであろうこの2種の雄ライオンと雌トラを交配することにより生まれた動物が「ライガー」です。いかにも強そうな名前ですよね。ライオンの獰猛さと、トラのしなやかさを持ち合わせたこのライガー、実に体が大きく、400キロ以上あるそうです。

アメリカでは牛(ビーフ)とバッファローを交配させた「ビーファロー」なる動物が存在します。牛とバッファローの特性を活かして交配させたビーファローは家畜として飼育されており、その肉は牛と同じくらいおいしいにも関わらず、牛と違い脂肪やコレステロールはかなり低いそうで、食肉としても今後牛にとってかわる可能性すらあるとか。また、メキシコの動物園で生まれたロバとシマウマを掛け合わせた「ゾンキー」は愛らしい姿が人気です。上半身がロバで脚がシマウマというゾンキーは、動物園の集客に貢献しているようです。

引用元-ライオンとトラから生まれた動物がいるって知ってる?|マイナビ進学U17

ハイブリッドにおける問題点

ハイブリッドには、いくつかの問題点がある。
そのひとつは、一度新しい種を作ってしまったら、それを元に戻す(戻し交配)のが事実上不可能なこと。また、新しい種を「固定化」させようと思ったら、膨大な資金と労力が必要で(一説によると1000本の交配ラインが最低必要と言われている)、とても個人の力では手に負えないこと。さらに、一般的にハイブリッドは妊性(繁殖能力)が弱く一代限りで終わってしまうこと、などである。

ハイブリッドの妊性が劣るのは、生殖器官に問題があるからで、その意味で異種間の交配は人為的に奇形を作り出していることに他ならない。また、ハイブリッドが一代限りで終わってしまうなら、その作出に必要な二つの種と合わせ、三つの種を「すりつぶす」行為ともいえるだろう。

もちろん、研究目的の異種交配は行われている。それらを含めたすべての異種交配を非難しようとは思わないが、ぼくは、ハイブリッドの作出を趣味と公言してはばからないその神経が理解できない。改造は、プラモデルで十分である。

それにしても、ハイブリッドの生殖能力が落ちてしまうのは奇妙な現象だ。他の器官ではなく、なぜ生殖器なのだろう。こうしたことは、遺伝学や発生学で論理的に解明されているのだろうけど、専門知識のないぼくは、人が勝手に作り出した種が上手く繁殖できないという事実に、自然界の不思議な掟を感じている。

引用元-神の見えざる手 | F e n c e

人間活動から生まれるハイブリッド

地球上にいる生物は、千年間にわたって雑種を生んできた。現代に生きる人間でさえ、ネアンデルタール人からの遺伝子が入り交ざり、変化した結果なのだ。

そんな「雑種」の誕生は近年の気候変動のために加速度的に増えているという。これは動物の生息地が変化することによって、これまで遭遇することのなかった種同士が出会う確率が高くなっているという結果に基づく。

引用元-地球温暖化によってハイブリッド動物が増加! 繁殖能力ないイグアナも…!? – グノシー

アラスカ大学、生物学准教授のデビッド・タルモン氏は、「ハイブリッド化は、いくつかのケースでは遺伝的多様性を増加させることができる」と語っている。

遺伝的多様性や「進化」というプロセスとして肯定的に考える者がいる一方で、「生物多様性」の明らかな減少、絶滅種の増加・絶滅のスピードを速めることもまた大きく懸念されている。

健全な自然環境には健全な、あるべき生物多様性というものが必要不可欠だからだ。温暖化が生物ハイブリッド化を招いている一因であるとするなら、我々人間の「地球への干渉」はより慎重であるべきだろう。当然だが、この気候変動に人間活動が大きく影響していることは言うまでもない。こうしたハイブリッド種を生んでしまうことを防ぐ責任もまた人間にあるといえる。

引用元-地球温暖化によってハイブリッド動物が増加! 繁殖能力ないイグアナも…!? – グノシー

人間と動物のハイブリッド胚

英国の研究所で、150 を超える「人間と動物のハイブリット胚」が作られていることが明らかになった

引用元-英国の研究所で人間と動物のハイブリッド胚が作り出されていたことが明らかに | スラド サイエンス

このハイブリッド胚の製造はは過去 3 年間にわたって行われていたという。
研究を行っていたのは、King’s College London と Newcastle University、Warwick University。現在は資金不足により研究はストップしているが、研究者らは今後の研究再開を希望しているそうだ。目的は「様々な病気を治療するため」。

先日英国では科学者らのグループにより、行きすぎた研究によって「猿の惑星」のような獣人を生み出す「悲劇」を防ぐための活動が行われたのだが、そこでこのような研究が行われていたことが明らかになったという。このようなハイブリッド胚の製造は合法であり、また作成された胚は 14 日以内に破棄されるのだが、秘密裏に研究が行われていたこともあってこのような行為に対し批判的な声もあるようだ。

ちなみに日本ではヒトクローン胚などを人や動物の体内に移植して育てることや人か動物か明らかでない存在を生み出す行為を禁じている。フランスでもヒトクローン胚の作成は禁止されており、研究過程の余剰胚のみ 5 年間の期間制限で研究することを認めている、とのこと。

引用元-英国の研究所で人間と動物のハイブリッド胚が作り出されていたことが明らかに | スラド サイエンス

まとめ

温暖化という環境の変化によって、意図せずとも人間がハイブリッド化を招いていることには驚きました。ハイブリッドが、一概に良い・悪いとは言えない。人間にとっても動物にとっても、有意義なものであるよう願います。

twitterの反応


https://twitter.com/RV_Gomes/status/665365393179983872


https://twitter.com/touka_922/status/653208177719119872


https://twitter.com/kiriyu_10/status/641633757707939840
https://twitter.com/yukinakt/status/641604009267101697
https://twitter.com/Moonlight0621/status/628236176118251520


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