自己破産者の子供の学費、ローンは組めないのでしょうか？

なんらかの理由で自己破産をしている方が子供の学費を捻出する際に教育ローンは組めるのでしょうか？もし組めない場合はどのようにすればいいのでしょうか？今回は自己破産者が子供のために学費を捻出する方法について調べてみました。

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子供の学費を国から借りる、国の教育ローンとは？

国の金融機関である、日本政策金融公庫（旧国民生活金融公庫）によって提供される、「国の教育ローン」ともよばれるローンが、「教育一般貸付」です。学生１人あたりにつき３００万円まで、返済期間は１５年以内となっており、
利用するには、
生計を別とする連帯保証人の設定か、
公益財団法人教育資金融資保証基金よって信用保証の委託が必要です。
後者の場合は保証料が必要になります。

また、融資を受けるには年収に制限があり、民間の金融機関が代理店として窓口となり申込などを受け付けているほか、日本政策金融金庫のサイトでも申込が可能です。

引用元-教育ローンの基礎知識｜国の教育ローン（教育一般貸付）と民間の教育ローン

子供の学費を金融機関から借りる、教育ローンとは？

教育ローンを取扱う民間の事業者は、主に銀行、労働金庫、JAなどです。教育ローンの商品によって、無担保の商品、有担保の商品、金利についても固定金利のもの、変動金利のものとさまざまです。教育ローンということで、子どもが学校を卒業して就職したら返済を引き継ぐ形の親子リレーの返済方法を採用する金融機関もあります。家庭の状況と必要なお金を勘案して、無理なく自分に適した教育ローンを利用しましょう。

教育ローンは、民間の場合でも、融資条件に世帯年収の下限制限があったり、利用者の年齢に制限が設けられている場合もありますので注意しましょう。民間の教育ローンは、公的な教育ローンと比較して、さらに資金使途の自由度が高く、また融資額も比較的大きいので、使い勝手が良いといえるでしょう。また教育ローンの商品のバリエーションも非常に多くなっています。大学や高校ばかりでなく、幼稚園の入園時にも利用できる教育ローンもあります。

教育ローンの民間の商品は、融資審査までのスピードが非常に速いという特徴もあります。入学することになった学校が予定していた学校ではない場合など、入学金や入学時に必要な納付金が予定よりオーバーしてしまった場合などにも、即座に教育ローンの申込みをすれば慌てることなく対応できるでしょう。借入限度額も大きく、手続きも公的な教育ローンと比較すると簡単にできるので、いざという時にとても役に立つでしょう。ただし、融資審査の結果によっては、ご利用できない場合もありますので注意が必要です。

引用元-教育ローンの種類（民間） | 近畿ろうきん

自己破産者は教育ローンで学費を捻出できる？

自己破産の宣告を裁判所から下されると、「官報」に掲載され、そのタイミングで金融機関や信販会社のローンや融資を申込めなくなります。クレジットカードも保有しているものが使えないだけでなく、新規発行もできません。

このため、教育ローンを民間金融機関も申込んでも審査で通りません。つまり、自己破産したことが信用情報機関に登録されているからです。金融機関や信販会社、クレジットカード会社は個人申し込みがあると、信用情報機関に自己破産者でないか照会をかけてくるのです。自己破産してから７〜１０年はローンや融資は申込めないのです。このため、自己破産して１０年以上経過していれば、問題なく教育ローンは組めます。

ちなみに、この７〜１０年という期間は、信用情報機関に自己破産者情報が登録されている期間で、この情報が抹消されれば、ローンや融資が申込めるようになるのです。

国の教育ローンを申込む日本政策金融公庫でも残念ながら同様です。日本政策金融公庫も金融機関ですから、自己破産者が教育ローンを申込んでも審査が通らないのです。

引用元-自己破産したら、教育ローンは？

自己破産者の場合、子供の奨学金で学費を賄おう

教育ローンは本来、親が子供に対し教育を受けさせるために利用するもので、すぐ必要な教育資金を支払うことが生活状況などの理由から困難なので、一旦借入れをして、親の意思で子供に教育を受けさせるためにするものです。

一方の奨学金は、親の経済的な事情などにより大学などへの進学が困難な場合に、子供自身の意思で教育を受けたいから奨学金を受けて学ぶために創設されているものです。

一見同じように見えて全く性質は異なっており、一般的な解釈として、親の願望で教育を受けさせたい場合に利用するのが教育ローン・子供自身の願望で教育を受けたい場合に利用するのが奨学金ということになります。

奨学金の注意点として、奨学金はお子様の成績次第で決まってしまい、貸付条件も無利子の場合と有利子の場合があるようで、成績優秀であれば無利子で受け取る金額が多く、成績が並もしくは、やや良い程度のものであれば有利子で金額も少ないといった具合に、成績を基にした選考基準があるようです。
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引用元-お子様の奨学金や教育ローンの借入れを予定されている方へ│債務整理 大阪の弁護士(自己破産･任意整理等)│リーベ大阪法律事務所

自己破産者の子供が奨学金で学費を賄うためには？

教育ローンは親御さんが借入れを行い、親御さんが返済をする借入れの契約です。 しかし、奨学金は子どもさんが借りて子どもさんが返済します。 だから返済は在学中からではなく卒業後からになっているのです。

保証人の有無は奨学金の申し込みの可否に大きく左右する要素の一つです。 通常、親が自分の子供の奨学金の保証人になる事がほとんどですが、 何らかの事情で親が保証人になれないケースもあります。

例えば、親の返済能力や借金などで多重債務や自己破産という状況などがその典型です。 親類の誰かが保証人になってくれればいいのですが、 お金が絡むことなので色々と大変な面もあります。

！保証人が見つからない場合は
日本学生支援機構の奨学金を利用の際に、 どうしても保証人になってくれる人がいないという人は、 機関保証制度 というのが存在しますのであきらめずに詳細を確認してみましょう。

この保証機関は、一定の保証料を日本国際教育支援協会（保証機関）に支払うことで、 日本学生支援機構の奨学金の貸与を受けることができる制度を取り扱っている機関です。

（財）日本国際教育支援協会という法人がその運営元です。

機関保証制度を利用する場合の保証料の支払いは、 原則として毎月の奨学金から差し引く方法になります。 つまり、振り込みに行く手間や手数料をかけずに保証料を支払うことができる制度になっています。

引用元-奨学金が借りれなかった人

まとめ

貸与型奨学金による破産が社会問題になっています。学校や企業・自治体などで提供している給付型奨学金も一部ありますが、貸与型奨学金がほとんどなのが現状です。奨学金を受ける時は十分に情報収集することが必要になりそうです。

twitterの反応

https://twitter.com/YukiImanuel/status/720541320519884800
https://twitter.com/takuma19961102/status/693155977919537152

父親が自営業で自己破産？みたいな事になって当時長女が高3、次女が高2、アタシ中3、長男小6、次男まだ小さくて、姉二人は大学行きたがってたけど結局仕事しなきゃいけなくなって、アタシも高校の時からは奨学金で高校行ったしバイトして親からは食費くらいしか貰わなかった。

— ☾胞子 ヱ☾ (@enemy_0619) April 22, 2014

日本学生支援機構、親が過去に自己破産してるから借りれるかどうか危ういらしい。借りれなかったらわたしは大学どうなるんだ…＿|￣|○

— ゆのみ。 (@mino_yuusan) September 8, 2013

趣旨としては、貧困だと良質な教育の機会が奪われかねない、ということであろう。でも、親が自己破産寸前であるからこそ奨学金制度を駆使して子を一流の大学へ入れた、という方々もたくさんいらっしゃる。

— ちみさまらむわか (@kawamuraen) March 7, 2013

https://twitter.com/hira_katyou/status/201610116364107776

自己破産は必ずしも悲しい出来事とは言えない。法的にグレーな債務を含む多重債務がもっとも悲惨。親が自己破産をしてもこれまでと変わらない生活が送れるし、大学にも進学できるし奨学金も受けられる。周りの大人がきちんと教えてあげてほしい。

— せばすちん (@J_Sebastian_B) January 2, 2012

日本の奨学金は名前に騙されてはいけない。学費ローンが実態で、しかも連帯保証人に親以外にも１人求めてくる。返済できずに自己破産すると連帯保証人に請求が行くので、自己破産するのも地獄。

— birdo (@p_birdo) July 9, 2015

学費：親の収入が減るもとで、奨学金に頼る学生は、全体の半数に増えています。返還額は文科省によると学部卒で３００万円、大学院博士課程修了で１千万円に上ります。労働法制の規制緩和で低賃金の非正規雇用が広がり、奨学金を返したくても返せない若者が増え、自己破産に追い込まれる…赤旗・主張

— しんぶん赤旗 (@akahata_PR) March 3, 2014