HCG注射を打つと排卵するのは何時間後？

不妊治療には段階がありますが、今回は排卵誘発剤の中でも強いHCG注射について調べてみました。HCG注射を打って何時間後に排卵するのか？また、タイミング法についてもまとめてみました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

HCGとは

●hCG（human Chorionic Gonadotropin：ヒト絨毛性ゴナドトロピン）とは

受精卵が着床すると、胎盤のもとになる絨毛（じゅうもう）が生え、そこからhCGホルモンが分泌されるhCGは着床した場合のみ分泌されるホルモンで、分泌の有無を検査し、妊娠の成立を判定する週数の基準値と比較し、数値から妊娠が継続できるかの予測もおこなう

hCGの役割
hCGがプロゲステロン（黄体ホルモン）の分泌を継続させ、妊娠の維持、胎盤・胎児の成長を促進する

検査方法
血液と尿の検査があり、同時に検査をおこなっても血中のほうが数値が高い
血液が処理されて尿になるため、尿は血液よりも情報が約1日遅いとされる

hCGの大体の基準値（mIU/ml）
妊娠していない時　0
妊娠4週　50〜200
妊娠5週　〜1000
妊娠6週　〜6400
妊娠7週　〜12800
※胎嚢が見えたら（妊娠5週目以降）hCGの計測は終了することが多い

hCGの分泌
・着床2〜3日後から出はじめる
・正常妊娠の場合は1.5日で2倍に増加する
・妊娠2〜3ヵ月は特に多く分泌され、妊娠中は分泌が継続する

妊娠検査薬の判定
妊娠検査薬のhCG検出基準値は50mIU/m（早期妊娠検査薬は25mIU/mL）
次の月経予定日の一週間後に使用するのがもっとも正確

引用元-hCGとは|不妊鍼灸は大阪えりふじ鍼灸院

HCG注射：何時間後に排卵？①

hCG注射の役割は？黄体ホルモンの分泌促進？
hCG注射は、その名の通り、hCGを注射で体内に注入することでプロゲステロンの分泌を促進します。黄体機能不全など、プロゲステロンの分泌に異常があって妊娠できない方でも、人工的にプロゲステロンの分泌を促すことで妊娠しやすくできるのです。せっかく受精がうまくいって着床まで進んだとしても、黄体ホルモンの分泌量が少ないと子宮内膜が剥がれやすくなるため、hCG注射が必要とされます。

hCG注射は排卵誘発剤の効果もあるの？
hCG注射はプロゲステロンの分泌をサポートするだけでなく、排卵を促進する効果もあります。hCGは卵巣を刺激するので、注射すると約36時間以内に成熟した卵胞から卵子が排出されます。そのため、排卵障害がある場合にhCG注射を使うと、適切なタイミングで排卵を促すことができるようになるのです。注射後36時間以内に排卵をさせ、タイミング法による妊娠を目指します。

引用元-hCG注射とは？どんな効果と副作用がある？排卵しない可能性は？ – こそだてハック

HCG注射：何時間後に排卵？②タイミング法とは

女性の排卵日に合わせて性交渉を持ち、妊娠の確率を上げる方法を「タイミング法」と言います。
タイミング法は個人で行う事も出来ますが、病院にて不妊治療として指導を受けながら実践することもできます。

引用元-ＨＣＧ注射後のタイミング法はいつが最適？

病院にてタイミング指導を受ける場合、排卵日前に何度か通院し、卵胞のチェックを受けます。
通常卵胞は排卵が起こる大きさがだいたい決まっていて、卵胞の大きさが１８〜２２ミリ前後で排卵を迎えます。
何度かの通院で、超音波エコーにて卵胞の大きさを確認し、十分な大きさに成熟しているのが確認できたら、「確実に排卵を起こすため」、または「タイミングをしっかり合わせるため」にＨＣＧ注射を受けます。

引用元-ＨＣＧ注射後のタイミング法はいつが最適？

最適なタイミングを考える上で重要になるのは、精子と卵子が出会うタイミングです。精子は卵子に比べて寿命が長く、卵子より長生きです。卵子は卵胞から放出されて２４時間ほど生存可能と言われていますが、授精可能な時間はそれよりも少ないとされています。
そのため、授精のためには卵子が卵胞から放出されるよりも前に、精子が体内に存在し、卵子を待ち構えている状態が望ましいようです。
基本的に病院から指示された日程を守り性交渉が持てれば、十分望ましいタイミングと言えそうですが、時間帯までを気にするのであれば自分たちで計算し、排卵すると思われる時間よりも少し前に性交渉を持つなど、工夫しても良いかも知れません。どちらにしても、あまり気負いすぎずにリラックスした状態で臨めると良いですね。

引用元-ＨＣＧ注射後のタイミング法はいつが最適？

HCG注射の副作用

hCGはもともと体内にあるホルモンですが、本来は妊娠して初めて分泌されるもの。
実際の排卵時に分泌されているのはLHというホルモンなのですが、LHはホルモン剤として合成することが難しく、代わりにLHと構造がよく似たホルモンであるhCGを使っているという背景があるそうです。
hCGで排卵を促すことは、体の自然なリズムやルールを強制的に変更するわけなので、やはり副作用やデメリットもあります。
主な副作用は、OHSSと呼ばれるもの。これは卵巣過剰刺激症候群と言い、卵巣が過剰な刺激により腫れ、痛みや吐き気、腹水などの症状を引き起こします。
そして、妊活や不妊治療の現場でhCG注射の賛否が分かれている一番の理由は、hCGを打ち続けると生理周期が乱れ、卵子の成長や質に影響する可能性があるということ。
自然な排卵時に分泌されるLHが分泌されるのは短時間ですが、hCGは一度注射をすると、体の中に長く留まります。そのため女性ホルモンバランスが崩れ、生理周期が乱れ、質の良い卵子が育たず、かえって妊娠しにくい体質になる…という悪循環に陥ってしまうという指摘があるのです。
これは病院や医師によっても見解が分かれているようで、一概にhCG注射が悪い、いや大丈夫、とは言えません。個人の体の状態や、使用する頻度にもよるでしょう。

引用元-排卵日が特定できちゃう！hCG注射とは

過剰な期待は禁物

過剰な期待は禁物。分かってはいるけど・・・
卵胞チェックをするたび、
「ああ、今まさに私の卵子が育っているんだ」
と喜びを噛みしめ、夫と協力してタイミングもバッチリ。
体温が上がれば
「もしかしたら今回こそ妊娠するかもしれない…」
と人知れずドキドキし、生理がきて落胆する。
1周期の間に感情はめまぐるしく変化し、期待と落胆を繰り返すことに疲れてしまうこともありました。

不妊治療を行なって気付くこと
ただ、タイミング療法を受けることによって、自分の卵子の状態を確認し、卵子をまるで子供のように大切な存在として扱うことで、自分が妊娠というものを今まで以上に意識するようになったことは、よいことであったと思います。
排卵や妊娠について何も知らないまま、運良く赤ちゃんを授かったとしたら、命の大切さや、妊娠が奇跡に近いものであるということを理解することがなかったと感じるからです。
私にとってタイミング療法は、不妊治療の大変さを知る一歩であったとともに、自分が待ち望む大切な命について考える、ひとつのきっかけになったと言えるものでした。

引用元-不妊治療タイミング法の体験談|夫は知らない繰り返される期待と落胆

まとめ

HCG注射には排卵を促す作用があり、不妊治療にとても有効的なお薬です。しかし当然副作用があるので、お医者さんと旦那さんとよく話し合って納得した上で治療を始めましょう。

twitterの反応

https://twitter.com/mmnn317mn/status/809385975612719104
https://twitter.com/kinako0502/status/807484665929998336

hCGのα subunitはLHのものと同じであるため、不妊患者に投与することで排卵を誘発する

— 日本人向けUSMLE対策bot (@usmle_japanese) January 5, 2017

黄体機能不全の排卵誘発法
月経開始からクロミフェン5日→hCG
多胎となることも

— mygoro (@mygoro762) January 4, 2017

https://twitter.com/kiinya0908/status/816569094434529280
https://twitter.com/Mayablacktime/status/815192906239590405
https://twitter.com/nattonatsumeg/status/814495389843800064
https://twitter.com/hyr20296726/status/813097754117320704
https://twitter.com/27tamitami/status/810136971687268352

クロミフェン：エストロゲンlikeで競合，視床下部を頑張らせる→排卵
ゲスターゲン：プロゲステロン足りないのでいれる→月経正常化
ゴナドトロピン療法：hCG+hMGで正常を下垂体からマネする→排卵
Kaufmann療法：エストロゲン＋ゲスターゲンで卵巣からマネする→排卵なし

— おなかいた男@W800 (@shake_mint) December 13, 2016