アスペルガー症候群？それって声が大きいの？

アスペルガー症候群という病気をご存知ですか？この記事に触れるまで、私は全く知りませんでした。正直アスペルガーという民族か何かと思っていたほどです。よく「空気が読めない」「声が大きい」「ちょっと変わった人」…と言われている人たち。世の中には他人からは理解されにくい病気で苦労している人は私たちが思っているよりもずっと多いのかもしれません。少しでも自分の知識を増やせば、そういう人たちに出会ったときに彼らが少しでも過ごしやすい環境を考えてあげらるお手伝いができるはず！まずはアスペルガー症候群の入り口に立つための情報をまとめてみました。

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アスペルガー症候群ってなに？大きい障害があるの？

アスペルガー症候群とは、会話の能力はありますが、社会性やコミュニケーション、想像力に障害のあり、自閉症に似ている発達障害です。
自閉症と似た症状があり、知的な障害はないので、高機能自閉症と同じように考えられる場合や、「知的障害のない自閉症」と呼ばれる場合もあります。

アスペルガー症候群とは？
アスペルガー症候群は女性よりも男性の割合が多く、約4分の3が男性です。
先天的な障害であり、親のしつけや愛情などが原因ではなく、脳機能の障害と考えられています。
現在は明確な原因がわかっていません。

アスペルガー症候群は、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを察したり、他の人の思いに共感する、こだわりがあるという症状はありますが、言語障害や知的障害がないために障害があるようには思われず、「変わった人」「個性的な人」というイメージを持たれる場合が多いです。
そのため、理解や支援を得にくいという面がありますが、アスペルガー症候群は周囲のサポートの必要な障害であり、周囲の理解が必要なのです。

引用元-【アスペルガー症候群】アスペルガーの症状・特徴・診断

アスペルガーの声が大きいのはなぜ？

アスペルガー障害の人の声量
普通の人であれば、状況に応じて声の大きさを調整していると思います。例えば、授業中に隣の子に話しかけるとき、授業の妨げにならないようにひそひそ話をします。あるいは、人の文句を言うときには周囲に聞こえないように小さな声で会話をするのが一般的だと思います。
でも、アスペルガー症候群の子供は人の気持ちやその場の空気を察することができないのでいつでも同じような声量で接してしまうことがあります。
空気が読めないことで、周囲からは「うるさい子」「性格が悪い」などと誤解されてしまうことがあります。決してわざとではないのですが、周囲の状況から声量を変えることができないことで人を不快にさせてしまうこともあります。

小さすぎる声で話す人もいる
アスペルガー症候群の人の中には、人懐っこい人もいれば人見知りのひどい人など様々なタイプの人がいます。上記に紹介したように、対人関係を恐れずに空気の読めないタイプの人もいますが逆に対人関係を好まず対話が苦手な人もいます。人との交流を好まないタイプの人はなかなか大きな声で話すことができない傾向があります。
また、言いたいことがあっても、うまく言葉にすることができないこともあり、重要なところで自分の意思を伝えることができない人もいます。信頼できる人なら話せるけど、初対面の人を目の当たりにすると言葉が詰まってしまうこともあります。

引用元-アスペルガー症候群の特徴：声

アスペルガーの声以外の症状

あいまいな指示を理解できない
アスペルガーの特徴の1つでありますが、私は、あいまいな表現やあいまいな言い回しを理解できません。
例えば、「じゃあいつものあそこで一杯やりましょう」といわれても、いつ、どこで何をやるのか分からないので、混乱してしまいます。
話の中の5W1Hが正確に分からないと理解ができないのです。
「机の上にあるやつ取ってきて」といわれると、何を取ってきたらいいのか理解できず、それじゃ机の上にあるもの全部運んでくればいいのか、風呂敷を用意しなきゃとなってしまい、パニック状態に陥ってしまいます。
「指示代名詞」や「あいまいな言い回し」は非常に苦手です。

引用元-アスペな大人の特徴-あいまいな指示を理解できない

びっくりしやすい
アスペな私は、些細な事でびっくりしやすいという特徴があります。
仕事中ちょっと大きめな声で声をかけられただけで、肩がビクンと上がり、背を仰け反らせて、目を丸くして驚きます。
「そんなに驚かなくても…」と何度言われたことか。。
街なかでのクラクションの音や暴走バイクの音には、ビックリするだけでなく、しばらくイライラしたり不安になったり焦燥感に苛まれたりします。ガヤガヤとした環境が苦手という特徴も持っていますので、外を歩くときはイヤホンをしていることが多いです。危険なので周囲の状況がわかる程度の音量にしています。
後ろから肩をたたかれたり触られたりしても、同様にびっくりします。「リアクションがいいね」とよく言われますが、私としては本気で驚いているのです。

引用元-アスペな大人の特徴-びっくりしやすい

皮肉を理解できない
上司が間違いを指摘するために
「よくこんなすごいことができるなぁ」
と皮肉を言ったとします。※今だから”皮肉”と分かるのです。
すると私は、「私は凄いことをしたんだ！」と素直に受け取って喜んでしまいます。
上司からすると呆れてものも言えないでしょう。

引用元-アスペな大人の特徴-皮肉を理解できない

もしかしてアスペルガー？「声が大きい」以外の判断基準

以下の基準に該当する場合は、教育的、心理学的、医学的な観点からの詳細な調査が必要である。

知的発達の遅れが認められないこと。
以下の項目に多く該当する。

人への反応やかかわりの乏しさ、社会的関係形成の困難さ
目と目で見つめ合う、身振りなどの多彩な非言語的な行動が困難である。
同年齢の仲間関係をつくることが困難である。
楽しい気持ちを他人と共有することや気持ちでの交流が困難である。
友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない 。
友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる。
球技やゲームをする時、仲間と協力してプレーすることが考えられない。
いろいろな事を話すが、その時の状況や相手の感情、立場を理解しない。
共感を得ることが難しい。
周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう。

言葉の発達の遅れ
話し言葉の遅れがあり、身振りなどにより補おうとしない。
他人と会話を開始し継続する能力に明らかな困難性がある。
常同的で反復的な言葉の使用または独特な言語がある。
その年齢に相応した、変化に富んだ自発的なごっこ遊びや社会性のある物まね遊びができない。
興味や関心が狭く特定のものにこだわること
強いこだわりがあり、限定された興味だけに熱中する。
特定の習慣や手順にかたくなにこだわる。
反復的な変わった行動（例えば、手や指をぱたぱたさせるなど）をする。
物の一部に持続して熱中する。
みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている。（例：カレンダー博士）
他の子どもは興味がないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている。

引用元-高機能自閉症（アスペルガー） | 達のブログ

アスペルガーの人に声が大きいことを教えてあげるために

長女の声はとにかく大きいです。
そこで「もう少し小さい声で話して」と言うと今度は聞こえなくなってしまいます^^;
発達障害児によくありがちなのですが。。。
声というのは目に見えるものではないのでわかりにくいのです。

これは幼稚園の年中さんの時のお話なのですが声が大きいことをソーシャルワーカーの方に相談してみました。
するとワーカーさんは長女がいくつの数字までなら理解できるのか私に聞きました。
当時長女が完全に理解していたのは5までだったと思います。
なのでそれを伝えると5段階で教えてあげるというものでした。
3までしかわからないというようであれば3を1番大きい声にすればいいだけですよね
1番大きい声を5とします。
でそれより少し小さい声を43、というふうにだんだん小さくしていくというものです。
ただいきなり4の声にしてと言っても本人はわからないので声が凄く大きいなぁと思った時に今の声が5だよ。
というふうににして「じゃぁ4の声にしてみて。3の声にしてみて」というふうに練習？していきました。
そして生活の中でも今の声3だったね。すごく聞きやすかったぁ(^^)」などしていくうちに何となく体で覚えるとでもいいましょうか。
ある時すっかり忘れていた私は普通に「もう少し小さい声で話して。」と言ったら本当に少しだけ小さな声で話せるようになっていたんです(^^♪

引用元-アスペ長女の声の調節方法☆ – アスペルガーな愛娘

まとめ

みて分かるものからそうでないものまで様々ですが、そんな病気を患っている人に出会ったときに「どんなお手伝いができますか？」と聞ける人になりたいですね。

twitterの反応

https://twitter.com/goldkintama/status/492962894133202944
https://twitter.com/ikenokenji/status/665170808055033856

横に座ってるイキってんか知らんけど
ADHDとアスペ併発してるんちゃうん？
とか大きい声で気安く言うな！

しかもアスペとか略すな！
言うならちゃんとアスペルガーって言え！

— ☆はせぴよ☆ (@piyopiyo_0714) March 18, 2014

@asupe_san
改めましてこんにちは。僕には同じ就労支援センターの利用者さんで表向きには同じ『知的障害』という感じなのですがアスペルガー症候群チックに感情のコントロールが苦手で大きい声を出してしまうヒトがいます。どう接したら良いか分かりません。何かコツはありませんか？！

— 由翼希（ゆうき） (@loveonmyouza) September 18, 2015

https://twitter.com/WOTASHUFU/status/525206126938181632

家人に”声が大きい”と言われ…発達障害とアスペルガー症候群を疑ってみた（・・）

— enkaibuchou3(市川剛) (@enkaibuchou3) September 18, 2013

怪しい挙動により誰かが言いがかりをつけられても、ズバズバ物を言うアスペルガー上司が、いつも矢面に立つ。「君のところのスタッフ、おかしいよ」「おかしいとは？具体的になにかご迷惑をかけましたか？」「とにかく声が大きいから困るよ」「困るのはどなたですか？」「それはその…」といった調子。

— 香塵堂 (@NipponLover) July 11, 2012

そしてツイッターはアスペルガー向きのツール。RT:@damboR2009 アスペルガーがツイッターの中で話題になるのは、障害者本人にとっても大変有意義。様々な意見や反論,偏見もあるかもしれないが障害者本人が声をあげることが出来る場としては大きいと思う。

— はぐP@対話は地球を救う (@toip_hokkaido) April 24, 2010

アスペルガーがツイッターの中で話題になるのは、障害者本人にとっても大変有意義。様々な意見や反論,偏見もあるかもしれないが障害者本人が声をあげることが出来る場としては大きいと思う。

— ダンボR (@damboR2009) April 23, 2010