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うつ病の診断、脳波を調べる場合があるのはなぜ? | 鳳凰の羽

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うつ病の診断、脳波を調べる場合があるのはなぜ?

      2017/09/12

うつ病の診断、脳波を調べる場合があるのはなぜ?

うつ病のような症状がある場合、精神科や心療内科を受診すると思います。その際病院によっては脳波を調べることがあるようです。なぜなのしょうか?今回はうつ病の診断時に脳波検査をする理由に関して調べてみました。

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現在増加しているうつ病、症状と診断は?

抑うつ(よくうつ)気分や興味または喜びの消失に加えて、様々な症状を呈します。例えば、食欲の減退や増進、不眠や睡眠過多、精神運動の制止や強い焦燥、疲れやすさ、集中力の低下、自殺への思い、などです。例外はありますが、これらの症状が2週間以上続いたときにはうつ病とされます。この抑うつ状態の期間を、専門用語では大うつ病(だいうつびょう)エピソードと呼びます。

頭痛、口渇、便秘・下痢、呼吸困難感、心悸亢進などの身体症状を伴うことも多く、うつ病患者さんの実に6割以上がまず内科を受診するとのデータもあります。ただしこれは、まず身体的に問題がないことを確認してから、精神神経科の診断と治療が開始されるという観点からは望ましいことです。

また、慢性疾患にはうつ病が合併しやすいことが知られています。がんの約20〜38%、糖尿病の約25%、冠動脈疾患の約16〜19%にはうつ病が発症します。

几帳面・完璧主義・真正直、がんばり屋で自分の中に閉じこもる方が、うつ病になりやすいと言われます。

症状が重くなると、妄想を持つことがあります。その内容は自分が病気であるというもの(心気妄想、しんきもうそう)、お金がないというもの(貧困妄想、ひんこんもうそう)、何か罪を犯してしまったというもの(罪業妄想、ざいごうもうそう)、の3つが代表的です。

近年うつ病の概念が広がり過ぎたことも指摘されています。双極性障害(後述します)やパーソナリティ障害など他疾患との鑑別も大切です。

引用元-気分障害|慶應義塾大学病院 KOMPAS

うつ病は様々な種類があり判断が難しい病気です。

現代には、さまざまな神経的病気や、神経病らしい症状であふれています。しかし、すべての神経の異常現象を、うつ病と診断するわけにもいきません。

引用元-ストレスやうつと脳波について||明晰脳の開発|各種専門家の見地から鬱(うつ)や不安を分析する

うつに似た病気に、「心身症」と診断される病気もあります。心身症は、ストレスなどの心理的な原因で自律神経に不調をもたらして、体の諸器官に病的な症状が見られるようになります。

うつ病も心身症も、ともに心因によることは共通しており、また症状も似たところがあるものの、もともと器質的に不調があったのか、それとも心因によってもたらされたのか、違いを見つけることは困難ですが、その対処方法に違いがあるため、区別が必要となります。

ストレスの蓄積が関係して起こる主な病気を大別すると、以下の3つが挙げられます。

・ うつ病 
気分障害の一種であり、抑うつ気分や不安・焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などを特徴とする精神疾患

・ 心身症
過度なストレスや本人が気付かない心の病に抵抗しきれずに、体の部位に発症するもの

・ 神経症
基本的に強い不安が根底にあり、その不安を解消できないことから、心身の機能障害が起こる病気

引用元-ストレスやうつと脳波について||明晰脳の開発|各種専門家の見地から鬱(うつ)や不安を分析する

うつ病、他の病気が原因で起きている場合もあります。

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、アルツハイマー病、脳腫瘍、頭部外傷などの脳の器質的*な病気によってうつ症状が現れることがあります。特に、高齢者のうつ状態は、脳血管障害や認知症との鑑別が難しいことがあります。その他、甲状腺機能低下症、クッシング症候群などの内分泌系の病気、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、インフルエンザなどの感染症、悪性腫瘍、糖尿病などもうつ症状を伴うことが知られています。

これら身体の病気との鑑別診断のため、脳波検査やCT*、MRI*、SPECT*、PET*などの脳の検査や血液検査、尿検査、心電図、肝・腎の機能検査、甲状腺機能検査などのさまざまな身体検査が必要に応じて行われます。

引用元-うつ症状を呈する身体の病気との鑑別診断 | どのように診断されるの?/鑑別診断と合併症 | 診断する | うつ病 | メンタルナビ

うつ病の診断で脳波検査、他の異常がみつかった例も

ウツ病と、脳波異常もあった者です。

引用元-脳ドックで分かること – メンタルヘルス 解決済 | 教えて!goo

ウツ病は脳内のセロトニン、ノルアドレナリン、メラトニン等の脳内にある神経伝達物質の異常といわれています。
が、実際にはウツ病=脳波に異常値がでる、ということはないといわれました。あくまでもセロトニンなどの物質量の問題なので、直接脳波に響くことは無いようです。脳波はそれらを反映することはなく、別の要素で影響が出るようです。

私の場合は、途中途中で記憶がなくなるという、記憶障害をもっていたので、脳波をとることになりました。MRIは、脳に直接的な原因(腫瘍とか、事故の時の傷とか)があるかどうか、調べる為に検査を受けました。

その時にきいたのは、通常のウツ病の検査ではこのような(脳波測定・MRI)は行わないだろう、ということでした。実際、今まではありませんでした。

自分の場合は、普通のウツ病だけでは説明がつかなくて、医師が脳波に理解があったことから、検査して脳波異常が認められました。(いままで沢山のお医者様にかかりましたが、脳波を深く理解できる精神科医は、てんかん専門を除いてはすくないです)そういう意味では、受けて、もしなんらかの異常が見つかれば、見て一発でわかります。

引用元-脳ドックで分かること – メンタルヘルス 解決済 | 教えて!goo

うつ病の診断で脳波検査をする意義はあるのか?

うつ病が疑われた際には脳波検査をするケースもあります。実はうつ病の際には脳波はほとんど変化しないことがわかっており、脳波によってうつ病である、そうでないと判断することは出来ません。それでも脳波検査を行うのはなぜでしょう。それはてんかんと区別するためなのです。ではそのてんかんとはどのような病気なのでしょうか。

脳波検査をするのはてんかんと併発していないか調べるため

てんかんは反復性の発作を伴うもので、年齢に関係なく発症します。てんかんは時にはうつ病と併発する場合もありますから、うつ病の検査の際には、このてんかん検査のために脳波検査をするケースが多いのです。てんかんが疑われるようならば是非ともこの脳波検査も受けてみましょう。

引用元-【うつ病?てんかん?】精神科で脳波検査をする意味 | ライフスタイルのことならキャリアパーク

まとめ

うつ病の診断は基本的に医師によるカウンセリングがメインになっていますが、最近、頭の血流を測定して客観的に判断するという光トポグラフィー検査が一部病院で始まりました。これからは総合的な検査で心の病気を診断する時代になるのかもしれませんね。

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