ポリエステル素材の洗濯方法は?ドライクリーニングに出すべき?
2020/02/17
ポリエステル素材の洗濯はどのようにされていますか?扱いやすく丈夫なイメージがあるポリエステルなので、洗濯表示も確認せず洗濯機でガシガシ洗っていませんか?衣類によって手洗いやドライで洗った方がいいものもあります。今回はポリエステルの洗濯方法について調べてみました。
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ポリエステルを洗濯する前に
まずは、洗濯する前にポリエステルの素材について知ろう!ポリエステルとは石油を加工して作った化学繊維のことを言います。ポリエステルは扱いやすく丈夫なため、世界中で多く活用されている素材です。ではポリエステルにはどのような特徴があるのか、メリットやデメリットについて調べてみました。
・メリット
型崩れやシワになりにくいため洗濯した後アイロンをかけずにそのまま着られる、合成繊維の中では日光や熱に強い、洗濯しても縮みにくいなどたくさんのメリットがあります。型崩れやシワになりにくいという事で、ワイシャツなどに多く使われています。今や形状記憶タイプのワイシャツまであり、主婦の強い味方ですよね。また、軽くて丈夫な素材のため作業着などにも多く活用されています。
・デメリット
しかし、残念ながらデメリットもあります。静電気が起きやすい、汚れがたまりやすい、毛玉ができやすいなどです。冬場にパチパチとなるのは、ポリエステル素材の洋服を着用しているからかもしれません。でもこちらのデメリットも洗濯方法を工夫すれば改善できます。
ポリエステルを洗濯する前のチェックポイント
ポリエステルを洗濯する前にチェックしておいた方がいいことがあります。
・洗濯表示
どんな素材でも洗濯する前には洗濯ができるのか、洗濯機で洗っていいのかなどを知るために洗濯表示を確認しましょう。水洗いや手洗いマークがついていれば洗濯できます。しかし、洗濯表示に×マークがついていたら水洗いできませんので、洗濯機で洗うなどはやめましょう。ドライクリーニングのマークがついていれば、クリーニングに出しましょう。
・色落ち
次に色落ちのチェックです。白色なら問題ありませんが、色柄ものを洗濯する際には必ず色落ちしないか確認しましょう。不用意に白色のTシャツなどと一緒に洗うと色移りしてしまいます。衣類の裾など目立たない箇所に洗剤を付けて数分後にティッシュなどでふき取ります。ティッシュなどに色移りがある場合は洗濯できませんので注意しましょう。
・シミの前処理
衣類にシミがある場合は処理してから洗濯をするようにしましょう。洗剤をシミ部分につけてもみ洗いしておくと洗濯をした際に汚れが落ちやすくなります。
ポリエステルの洗濯は手洗い?ドライコース?
洗濯する前のチェックポイントを確認したら、洗濯をしていきます。ここでも押さえておきたいポイントがあり、ポリエステルの洗濯は30℃以下の「ぬるま湯」で行うのが基本ということです。ポリエステルは水にも強いためほとんどのものは洗濯が可能です。洗濯表示を確認して水洗いが×マークの場合はクリーニングに出しましょう。
・洗濯方法
衣類に合わせた大きさの桶やバケツにぬるま湯と洗剤を入れて洗濯液を作ります。そこに衣類を15分程度つけ置きします。頑固な汚れの場合は30分〜1時間ほどつけ置くなど調整してください。汚れが浮いてきたら、押し洗いをして全体の汚れを落とし、キレイな水で濁りがなくなるまでしっかりすすぎます。軽く絞って干していきます。万が一服に洗剤が残っていた状態で乾燥させてしまうと、肌荒れの原因にもなりかねませんのでしっかり洗剤を落としてから干すようにしましょう。
洗濯機で洗う場合はドライコースで
次に洗濯機で洗う場合の方法やポイントについて調べてみました。
・ネットに入れる
ポリエステルは丈夫で型崩れやシワになりにくいという点から、ネットに入れずに洗濯してしまいがちです。しかし洗濯中に他の繊維の衣類などとこすれると毛玉が発生しやすくなってしまいます。毛玉防止のためにもネットに入れて洗濯するように心がけましょう。また、ネットの大きさは衣類に合わせて選びましょう。衣類に比べてネットが大きすぎると、ネットの中でこすれて毛玉発生の原因になります。せっかくネットに入れたのに毛玉ができてしまってはもったいないですよね。
・ドライコースで洗う
ドライコースはデリケートな素材の衣類を洗う時に最適な機能です。メーカーによって、「手洗いコース」、「手作りコース」など名称は様々です。せっかくネットに入れたのに普通コースで洗濯してしまうと毛玉が発生しやすくなりますので、ドライコースで優しく洗ってあげましょう。
・柔軟剤を使う
ポリエステルは静電気が起きやすい素材です。そんな時に利用したいのが柔軟剤です。柔軟剤は柔らかな仕上げになるだけでなく、素材をコーティングし静電気の発生も防ぐことができるのです。
・脱水を行う際は短時間で
ポリエステルはシワがつきにくく取り扱いがしやすいのですが、一度シワがついてしまうと取れにくいという性質があります。そのため、脱水を行う際は短時間にするよう心がけましょう。
ポリエステルの洗濯後の干し方
さいごに、ポリエステルを洗濯した後の干し方のポイントや注意点について調べてみました。
・シワをのばして干す
洗濯が終わったらシワをのばして干しましょう。脱水後はシワになっていますので、のばしてハンガー等にかけて干しましょう。ポリエステルは水を吸収しにくいため風通しのいいところで干すとすぐに乾いてくれるため、梅雨の時期や雨の日の室内干しの際でも生乾きの心配がありません。ただ、長時間直射日光のもとで干していると色あせの可能性がありますので注意しましょう。
・乾燥機やドライヤーは使わない
ポリエステルは高温に弱いため、乾燥機やドライヤーは使用しないようにしましょう。高温をあててしまうと縮みの原因になり、一度縮んでしまうと元に戻りません。急いで乾かしたい時は、タオルなどでしっかり水分を取り、風通しのいいところや扇風機などを活用するとすぐに乾いてくれます。
・アイロンをあてる時は当て布を使う
ポリエステルは高温に弱いため、アイロンがけにも注意が必要です。アイロンをする際には必ず布をあてて布の上から低温で行うようにしましょう。高温だと縮んだり穴が開いたりしてしまう可能性がありますので、慎重に行ってください。
まとめ
ポリエステル素材は扱いやすいので、衣類だけでなく日用品にも多く使われています。ポイントさえ押さえておけばシワになりにくい、洗濯後にすぐに乾くなどとても便利なアイテムなのでこれからもうまく付き合っていきましょう。
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