腹痛、しかも激痛・吐き気もある。どんなことが考えられる?
2019/11/11
「おなかが痛い」という経験は誰しもあるはずです。食当たりかもしれないし、便秘のせいかもしれません。でも、それが激痛、しかも吐き気もするということになると普通ではありませんね。一体、体の中で何が起こっているのでしょうか。腹痛はおなかの中の何らかの不調のサインです。胃腸等の消化器の病気?他にどんなことが考えられる?そのあたりのことをちょっとまとめてみました。
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吐き気を伴う腹痛。何が考えられる?
胸がむかむかする、吐き気がするというような症状があるのはとても辛いものです。一般的に吐き気という症状はその7割が消化器系のトラブルが原因と言われています。話が少しずれますが吐き気を感じるその原因は消化器の他にも耳鼻科、脳外科、神経内科の領域等に関わるものがあるようです。腹痛があり、しかも吐き気がするとなると消化器系のトラブルが先ず考えられるということになります。
そういう時に医療機関を受診すると、経過と痛む部位から原因を探していくことになります。血液検査、レントゲン検査、エコー検査、必要に応じてCT検査等を行う場合もあります。まず、どこか炎症を起こしていないかを調べ、レントゲンやCT検査で各臓器の形態を見ていきます。取っ掛かりができればさらにその部分を精査していくことになるでしょう。吐き気は消化器系疾患が原因という他に、他の疾患や外傷等でも痛みが激しい場合人によっては「気持ちが悪い、吐きそう」と訴えることもあります。
腹痛・しかも激痛をおこす疾患
消化器系の疾患ならかなりの頻度で吐き気を伴います。併せて激痛を伴うケースとして胃や十二指腸・大腸・小腸・直腸などの腸管、それぞれが炎症や潰瘍を起こしていたり穿孔(穴が開く)が考えられます。また腸管が通過障害を起こしていることもあります。それらが重症化すると単なる腹痛が激痛に変わり、吐き気・嘔吐を伴い、生命に関わる状況に陥ることもあります。
激痛をおこす原因となる疾患の例を挙げると急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腸閉塞等が挙げられます。腸閉塞で部分的な壊死が起こっていたり、胃や十二指腸が穿孔している場合、それらを覆っている腹膜が感染をおこし腹膜炎を発症していることもあります。
その他にもよくあるケースは虫垂炎です。虫垂炎は最初おなかの中央部辺りの痛みを感じますが、次第にその痛みが右下腹辺りに限局してくるのが特徴です。たかが盲腸と軽んじていると、化膿した部分が破れ腹膜炎をおこすこともあります。また食中毒ということもありますね。
その他腹痛・激痛を生じる疾患は?
腹痛を生じるもので明らかに消化器疾患以外のものに婦人科領域があります。下腹が痛いと内科受診すると先に婦人科受診を勧められることがあります。痛む場所や状況によってはその確率の方が高いということなのでしょう。卵巣嚢腫や卵管炎など子宮や卵巣などに関連するものが挙げられます。
中でも急を要するものに子宮外妊娠があります。子宮外で妊娠してしまい、胎児の成長に伴い痛みを生じ、その痛みはだんだん激しくなってきます。すぐに手術が必要なケースの一つです。また、みぞおちやお腹の中央部辺りの痛みのため胃潰瘍や胃腸炎と間違われやすいものに急性膵炎、右上腹部の痛みが出る胆石や胆嚢炎なども悪化すると激痛を生じてきます。泌尿器科の分野では腎臓・膀胱・尿管の結石も考えられます。細かく上げるときりがないのでしょうが、腹痛・激痛があるのは消化器系の疾患か、これらの疾患が想像できるでしょう。
子供が腹痛・吐き気を訴える時
子供はよく「おなかが痛い」と訴えることがあります。便秘が続くとおなかが痛くなったり、逆に食べ物が合わなくて下痢をすることもあります。しかし、もし夜間にそのような状況になったなら病院に行くかどうか迷うこともあるでしょう。病院に電話するとおそらく「心配なら来てください」と言われるでしょう。そんな時まず#8000に電話してみるのも選択肢の一つです。これは厚生労働省の子供医療電話相談事業で、都道府県の担当機関につながります。
専門の医師や看護師が状況を聞き、対処方法や必要に応じて医療機関の紹介なども行っています。夜中に病院に行って「昼間に来てください」というような事を言われた人もおられるのではないでしょうか。この電話番号に電話すると受診すべきか、様子を見ておけばよいのか、何を観察すればよいのか、何をすればよいのか指示してもらえるので安心です。子供は急変することが多いのでしっかりと様子を見ていくことは大切です。
腹痛・吐き気で受診するときの心構え
受診すると医師は症状、経過、痛む場所などの問診からその原因と何を検査するか探っていきます。正確な状況を報告することが正しい診断を下すカギになってくるのです。どこが(みぞおち、左の脇腹、下腹部等)、いつごろから(最初に異変を感じたのはいつ頃、その後症状はどう変化したか)、どんな時に(食後、食前、夜間等)、どんな痛み(チクチクした痛み、脈打つような痛み等)、他の症状(熱、食欲、便の状態、尿の色等)の報告が重要となってきます。
その他にも持病はないか、サプリメントも含めて服用している薬、生ものを食べていないか、家庭や職場に同じような症状の人はいないかということも加えて報告をしましょう。事前にそれらのことを頭の中でまとめておくと必要なことを報告できるのではないでしょうか。医師に聞かれた以外のことも付け加えるようにしましょう。
まとめ
激しい腹痛や吐き気があれば病院を受診するでしょうが、症状がひどくなると冷静でいられない場合もあります。わかりきっていることかもしれませんが、いざというときの為に目立つ場所に近くの総合病院等の連絡先を記しておき、保険証やお薬手帳の類をいつも決まった場所に保管しておきましょう。