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癒しを与えてくれるメダカ。その産卵時期はいつ? | 鳳凰の羽

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癒しを与えてくれるメダカ。その産卵時期はいつ?

      2019/11/05

癒しを与えてくれるメダカ。その産卵時期はいつ?

かつては小川によく見かけられたメダカですが、今ではその姿を見られる場所は本当に少なくなっています。代わりに品種改良されたカラフルな観賞用のメダカが出回っています。部屋にメダカの水槽があると気持ちが和みますが、飼っていると繁殖させたくなりませんか?メダカの産卵やその時期についてまとめてみました。

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メダカの産卵する時期はいつ?

メダカの産卵は時期は春から秋にかけてと言われており、5月から6月がピークになってきます。地域差があると思いますが、4月中旬から9月中旬ということになるでしょう。これは日照時間と水温が関係してきます。メダカは淡水魚の中では繁殖力は突出したものがあり、条件が整えば一匹のメスが2,3日に一度産卵し、年間800個以上の卵を産むこともあるそうです。

しかし、自然界ではこれがすべて孵化するわけではありません。成魚になるのはごく一部ということになります。自然界では1,2年生きるといわれていますが、飼育しているものはその倍以上生きています。産卵する期間は個体別に異なりますが1年か2年です。計算の上ではこのような数字がでていますが、そのためには様々な条件が必要になってきます。

メダカの産卵を左右する因子

メダカの産卵に大きく関係するのが日照時間です。日照時間が13時間以上が必要で、14時間が最適ともいわれています。もう一つの大きな要素は水温です。18~25度の水温が必要です。この二つが最も大きな要素でが、ほかにも栄養がもちろん必要です。メダカは雑食ですが主にプランクトンを餌としています。

春先になり温かくなると水草などの生育が盛んになり、植物性プランクトンが増えてきます。それに伴い動物性のプランクトンも増えてくることになるでしょう。針子と呼ばれる小さなメダカは植物性のプランクトンのみを食べて成長していきます。加えて産卵には環境も大切です。メダカは静かな場所を好み、騒音や振動、人の出入りの激しい場所での飼育はストレスを与えてしまいます。エアレーションも行わない方がよいでしょう。

最後に雌雄の数のバランスも考えなくてはなりません。どちらかが多いとストレスがかかり繁殖能力は落ちてしまいます。オス、メスの見分け方ですが、全般的にオスの方が大きく尾ひれが角ばっている、背びれに切れ込みがある等特徴が挙げられますが、見分けには経験が必要なようです。

メダカの産卵時期は調節できる?

前述のとおり、産卵に大切な要因として水温と日照時間があります。水温はヒーターで管理し、明かりはライトを使用すれば調節することは可能です。しかし、ライトは太陽の光と同等というわけにもいかず、調節は難しいでしょう。自分なりに工夫して試みるのは良いでしょうが、長期間卵を産み続けると体が弱ってしまうことも考えられるのであまりお勧めはできませんね。

メダカの産卵時間と産卵床

メダカは早朝に交尾しその後産卵します。夜明け前の早い時間、4時ころから見ていると産卵を見ることができるかもしれません。うまく水草などに産卵できるとよいのですが、産卵床となるものがなければ親メダカのお腹か卵がら落下してしまい、他のメダカに食べられてしまいます。産卵床は人工的にも作れますし、市販もしています。

我が家のメダカに最も効果的だったのは浮き棒(100円ショップで売っている、プールで捕まって泳ぐ発泡スチロールの長い棒状のもの)を2センチ程度の輪切りにして、中央がドーナツ状に穴が開いているのでその穴に切り込みを入れたナイロンたわしを刺しこんだものです。

市販の同様の形をした少し柔らかめのものは好まなかったようです。ほかにも毛糸やスポンジなども試してみましたがあまり我が家のメダカに評判よくありませんでした。またシュロも好みましたが産み付けた卵を採卵するのが面倒です。市販の産卵床は価格的にも安いとは言えず、手作りで試してみるのも楽しいですよ。

産卵した卵の管理

メダカが産卵したら卵は専用の水槽に移しましょう。そのまま置いておくといずれ食べられてしまいます。メダカの水槽の水はカルキを抜いたものを使用しますが、卵はカルキが入っている方がカビ予防にもなるといわれています。もしくはメチレンブルーの液を少量滴下して使用します。受精卵は卵膜が固く指でつまんでも大丈夫ですが、腐った卵や無精卵はすぐにつぶれてしまうの判断しやすいと思います。すぐに取り除いておきましょう。大体10日から15日で孵化するのですが、これは温度に関係し累積温度が何度に達したら孵化するなどの計算もあるようです。

メダカはデリケートな魚です

メダカはデリケートであり、例えば雌雄の区別をするために手で持つと人の手との温度差で大きなダメージをうけてしまいます。また飼育環境も大切で、静かな場所を好むようです。ある方の失敗談ですが、常にぶくぶくと酸素を送り続けた方がよいと思い、今年は金魚のようにエアレーションを入れて春からずっとエアーを送っていたところ、そのせいかどうか判断はできませんが産卵数がとても少なかったようです。いろいろ調べてみるとエアレーションは大きなストレスになるみたいですね。

まとめ

メダカを飼っている人はぜひ繁殖にも挑戦してみてください。小さな針子が成長していくのを見るのはとても楽しいものですよ。

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