検診でAST、ALTが高いといわれた…肝臓が悪いの？

検診でAST、ALTが高いと出てしまった。肝臓の病気を示すものらしいけど、高いとどうなるの？検査結果ってよく分からない。病気の早期発見にもつながる検査結果について、不安になる前にしっかり調べてみました。

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肝臓の働きって？

代謝
たべものからとった糖・たんぱく質・脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要なときにエネルギーのもととして供給します。
解毒
アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、からだに影響をおよぼさないように無毒化します。
胆汁の生成・分泌
肝臓でつくられた老廃物を流す「胆汁」を生成・分泌します。胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあります。

引用元-肝臓の働き l 肝機能の数値・肝臓の数値を調べる肝機能ナビ

AST、ALTってなんの数値？

ASTとは
ASTとはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼという酵素のことを指しており、以前はGOTと呼ばれていました。なお、GOTはグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼのことを指しています。おもに肝臓、心臓、腎臓といった臓器で生成され、多く存在しているのが特徴です。エネルギーやアミノ酸の代謝がおこなわれる際に仕事をする役割を担っています。
 
ALTとは
ALTとはアラニンアミノトランスフェラーゼのことで、過去にはGPT（グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ）という呼称が用いられていました。ALTは肝臓の肝細胞に多く分布しているのが特徴です。また、ALTは酵素の一種であり、おもにアミノ酸たんぱく質の代謝やエネルギーの代謝をおこなうという役割を担っています。

引用元-脂肪肝になる前に！AST・ALTの数値を下げる方法

ALT(GPT)・AST(GOT)の正常値
診断でわかる肝機能数値の正常値は以下の通りとなっています。

ALT(GPT)…40IU/L単位以下

AST(GOT)…40IU/L単位以下

引用元-肝臓の数値｜ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP｜肝臓の検査

AST、ALTが高いと言われたら考えられる病気

ALT(GPT)・AST(GOT)はともに肝臓の細胞が障害を受けると、血液中に酵素が流れ出すことで、ALT(GPT)・AST(GOT)の数値が上がります。
したがって、肝臓に異常があった場合は、ほとんどの場合ALT(GPT)・AST(GOT)両方の数値が上がります。
ALT(GPT)の大部分は肝細胞に含まれるので、ALT(GPT)の数値が高い場合は、肝臓病（肝臓の病気）であることが疑われます。
ただし、AST(GOT)の数値だけが高く、ALT(GPT)の数値が高くない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどということを判断する材料となります。

ALT(GPT)がAST(GOT)の数値を上回っているときは、脂肪肝や慢性肝炎 などが疑われます。
AST(GOT)がALT(GPT)の数値を上回っているときは、肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎、心筋梗塞などが疑われます。

引用元-肝臓の数値｜ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP｜肝臓の検査

AST（GOT）が高い値を示す病態

肝疾患
肝炎（急性・慢性）、肝硬変、肝がん、脂肪肝　など

心・骨格筋疾患
心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎　など

血液疾患
溶血性貧血（発作性夜間ヘモグロビン尿症など）　など

その他
膵炎、胆管炎、胆道がん　など

引用元-AST（GOT）が高い場合-肝機能検査（血液検査）/ベストメディテク

ALT（GPT）が高い値を示す病態

・肝炎（急性、慢性）・肝硬変・肝がん・脂肪肝
・胆汁うっ滞　など

引用元-ALT（GPT）が高い場合-肝機能検査（血液検査）/ベストメディテク

AST、ALTが高い場合どうすれば？

異常があったらどうするか？
胆道系酵素であるγ-GTPなどの検査も行ない病気の鑑別をします。これらの組み合わせは、病気の可能性をみるのに役立ち、確定診断後の病気の経過観察にも有用です。
確定診断には、腹部CT検査や腹部超音波検査などの画像診断、腹腔鏡検査、ときには肝生検を行ないます。

急性の病気の場合、特に心筋梗塞や劇症肝炎のように重い病気の場合は、何よりも早期発見・治療が必要です。これらの病気は、病体が急激に変わるため、慎重な処置が必要です。
慢性の病気では病変の変化に応じて指導を受け、治療していくことが大切です。定期的に検査を受けることも忘れないようにしましょう。

引用元-肝臓病の有無を調べるGOT・GPT（AST・ALT）

AST、ALTが高いと言われたら自覚症状がなくても治療開始

健康診断の標準的な項目であるAST・ALT・γ-GPTに軽度の異常を指摘された段階では、まず自覚症状は表れていないでしょう。それどころか、そこそこ数値が悪くても体調に変化は感じられないかもしれません。

しかし、肝臓は確実に疲れてきていますし、場合によっては隠れた状態で病気が進行しているということになっているかもしれません。ですので、まずは受診して病名を確定しましょう。

引用元-検診でASTとALTが高いと判明！肝臓が悪い？その理由 | 健康生活

よく言われるように、肝臓は沈黙の臓器です。この言葉は、病気がかなり進んで、もう残っている部分だけでは身体の機能を維持して行けなくなって初めて自覚症状が出てくるという意味なのです。
ですので、体調に異常を感じてから肝臓病を治療し始めたのでは遅すぎるということになります。運よく完治できたにしても、相当な時間とお金が必要になるでしょう。

引用元-検診でASTとALTが高いと判明！肝臓が悪い？その理由 | 健康生活

AST、ALTを下げるためにできること

・アルコールの摂取量を減らす
・カロリーの高いもの、脂肪分の多いものの摂取を控える
・肥満やメタボが疑われる場合は、ダイエットをする
・毎日、適度な運動をする
 
恐らく、ほぼあなたが想像していた通りの内容ではないでしょうか？
やはり、これらの基本的なことが非常に重要なんですね。

引用元-AST・ALTを下げるにはコレ！もう健康診断は怖くない！

まとめ

肝臓って沈黙の臓器と言われているんですね。症状が出た時には、かなり重症になっていることも多いとか。自覚がないからといって放置せず、せっかく受けた検診の結果を生かして早期発見早期治療につながればいいですね。

twitterの反応

Altはそこまで高くないから脂肪肝ではないはず！
AST高いのが割と心配…
明日精密検査受けてくる泣

— ふじお (@IwaSBorNo) June 3, 2016

https://twitter.com/rinamerase3/status/730444418042318848

@KeykunMama こんばんは(ˊᗜˋ)実は市の健康診断、軽い気持ちで受けたら肝臓の数値がけっこう高くて要再検査になってしまったのですよ‥‥よく考えたらここの所２ヶ月くらいずっと体のだるさと眠たさ、右の首すじからの肩こり‥‥ALTもASTどちらとも高いので‥‥

— chie@ダイエット強化中 (@chiejirou) February 27, 2016

再検査終了、帰着。
AST 5342 → 1342
ALT 4253 → 1259
LDH 7777 → 966
GTP 1902 → 1478
と、すべて大幅に低下（それでもアホみたいに高い）。
一日で上下する数値規模じゃないらしいが、ひとまずは安心かな。

— みりうちん (@mikagamimiriu) February 17, 2016

肺機能検査のAST、ALTの項目がちょい高いみたいな言われたけど、ようわからんかった。

— いつち (@ituti830) February 17, 2016

GOT(AST)とGPT（ALT)が高い原因
食べ過ぎ
お酒の飲みすぎ
喫煙
運動不足
薬の服用によるもの
ウイルス性肝炎
運動のしすぎ
極端なダイエット

食べすぎ・運動不足・薬の副作用が原因だな。
副作用が過食になる薬は最近辞めたからあとは運動だな。
ダイエットも気を付けよう

— T者 (@takuri17) February 6, 2016

もっと言えば、ALTに比してASTが高い理由が急性肝炎と肝硬変で違うということもご存知でしょうか。
正常肝細胞の数が極端に減少する肝硬変ではALTが減少してしまうのです。

— ひぽくら (@willowPBL) January 22, 2016

また検査を馬鹿みたいに行うのではなく、その結果の解釈を。
「AST、ALTが高い！肝臓が悪いんだ！」じゃなくて、
「ASTが上がってるということはASTを含む細胞に障害が起きている。ALTも同様だ。ALTはASTに比べて肝臓に特異性が高いから、肝細胞障害か・・・？」

— ひぽくら (@willowPBL) January 22, 2016

ALT、AST、LDLが高い→要精密検査。とりあえず当面は断酒か…(^_^;

— stareyes1947 (@stareyes1947) November 24, 2015

肝機能に障害だと！？
ASTよりALTが高い
ALTの数値だけ異常値を出してる
これは、どういうあれ？

— かにみそふれだ (@badapple0220) October 1, 2015