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日本の文化、伝統の歴史について | 鳳凰の羽

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日本の文化、伝統の歴史について

      2017/09/12

日本の文化、伝統の歴史について

日本には古来より伝統的な文化がたくさんありますね。普段見知ったものからあまり目に掛からないものまで様々ありますが今回はそれらの歴史についてまとめました。

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日本の伝統文化・華道の歴史

いけばなの起源は一般に、仏教とともに伝来した仏前の供花(くげ)にあるとされています。また、神を招く依り代として常緑樹を立て、花を飾った日本古来の習俗から来たものとする説もあります。いずれにしても、いけばなが今日まで受け継がれ、発展してきた背景には、草木に寄せる日本独特の思いがあるのは確かなようです。

いけばなが、文献や資料のなかに明快なかたちで登場するのは室町時代(14世紀末~15世紀半ば)からです。この時代には、書院造り建築、庭園、連歌、能楽、茶の湯など、日本独特の文化が作り出されました。それをリードしたのは貴族に代わって文化の領域にまで台頭してきた武士たちです。またその担い手の多くは同朋衆(どうほうしゅう)と称された人々で、彼らは将軍家や有力大名に抱えられ、新しい芸術や技術を創造しました。そのなかには花を特技とする者もいて、やがて彼らによって、花器の中央に枝を高く立てる立花(たてばな)が作りだされました。また京都六角堂の僧で池坊の創始者・専慶のような名手も登場し、立花は武家社会や貴族社会へと浸透していきました。

16世紀末の安土桃山時代には、武家社会を中心に流行した茶の湯が、千利休によって大成されましたが、その流れの中から茶花(ちゃばな)が生まれます。千利休は茶の湯の心得のなかで、「花は野にあるように」と説いていますが、茶花は装飾的な立花とは対照的な、簡潔で象徴性の高い花として、その後のいけばなにも大きな影響を与えます。

引用元-いけばな草月流 いけばなの歴史 | 草月を知る

日本の伝統文化・書道の歴史

日本には太古の時代に中国より伝来しましたが、それ以降、日本は書道を独自に発展させ、「日本式書道」を完成させました。

書道が日本で本格的に発展したのは、仏教が伝えられた時です。

仏教の教典を「写経」により人々に広める試みから、書道そのものが発展していきました。

平安時代には平仮名とカタカナが生まれ、中国本来の書道に日本の文字が加えられ、「和様書道」が完成しました。

そして、漢字と日本文字の融合により、書道は独自の道を歩むことになったのです。

「文字」とは、主に意思伝達の手段として使われ、西洋世界ではその領域に留まっています。

しかし、東洋世界では、文字の造形に注視し、それをいかに美しく書き表すか、という点を深く追求したのです。

こうして「文字」はただの「意思伝達手段」の領域を超え、芸術としての発展を遂げました。

そして、文字に人の心まで見るようになったのです。

私たちには「字のきれいな人、汚い人」という概念がありますが、西洋世界にはそのような概念はありません。

私たちにとって、文字は人格を表すものであり、文字を見ることによって、人を判断するのです。

引用元-書道 | 日本と日本人の文化

日本の伝統文化・茶道の歴史

茶は平安時代(9世紀)に中国より日本に伝播し、鎌倉時代(12世紀末)には抹茶が薬用に用いられ、次第に嗜好品として喫茶の習慣がひろがりました。室町時代(15世紀)には中国からの舶来品「唐物」を座敷飾りや道具にもちいて茶の湯が成立。安土桃山時代(16世紀)にいたり、千利休が茶の湯を大成します。以来400余年、茶の湯は日本人の暮らしとともにあり、こころの豊かさと楽しみをもたらしています。

引用元-表千家不審菴:茶の湯の歴史と伝統

日本の伝統文化・俳句の歴史

15世紀の日本では、「連歌」と呼ばれる詩の形式が隆盛を迎えていた。

連歌は複数の作家の共同作業によって制作される詩である。17音(5音・7音・5音)から成る詩行と、14音(7音・7音)から成る詩行を、参加メンバーが交互に継ぎ足していき、通常100行の詩を完成させるものである。

連歌は格調の高い、アカデミックな詩であった。連歌では中世の美意識を踏襲して、古典の故事を引用しながら詩句を提出するのが作法とされていた。

16世紀になると、連歌に代わり、ユーモアの詩である「俳諧」が流行するようになった。俳諧は連歌同様、17音と14音の詩行の組み合わせによって展開する詩であるが、連歌をパロディ化し、卑俗かつ当世風の笑いを導入した。俳諧は語呂合わせを多用し、また連歌では用いなかった生活臭の濃い事物を好ん
で題材とした。

連歌や俳諧の第1行目は「発句」と呼ばれる。俳諧では、発句だけを独立した作品として発表する例も見られるようになった。これが俳句の起こりである。

連歌や俳諧の第1行目には季語を入れるのがマナーとされていた。そのため発句(俳句)でも季語を用いることが必須とされた。

引用元-俳句の歴史・前史

日本の伝統文化・能、狂言の歴史

大陸から伝来した「散楽」をベースに、古来より演じられていた民衆の芸能(田楽や曲舞など)を取り入れ、1つの芸能として確立させたのは観阿弥・世阿弥親子です。当時は「猿楽能」と呼ばれ、奈良を中心に広められていましたが、その後京都に進出し、時の将軍・足利義満の目にとまり、その地位を確立しました。

そして、時代の流れに沿って、人々の好みに合うよう作り変えられ、姿を変えていったのです。以後、無類の能好きとされる豊臣秀吉からも庇護を受け、江戸時代には幕府の式楽の地位を不動のものにします。各お城には能舞台が設けられ、祝賀の席などに大きな能の会が催されました。

その後、明治維新・第二次世界大戦など幾多の存亡の危機を乗り越え、今に至ります

引用元-能・狂言の歴史 – 【和の風情~日本の伝統~】

日本の伝統文化・三味線の歴史

三味線は本来、中国より伝来した楽器であるといわれています。
室町時代に中国の「三絃」が琉球へ渡来し「三線」となり、それを日本の楽器として改良、発展させたものが「三味線」です。日本に正式に伝わったのは16世紀ごろと言われています。

「三線」は日本の音楽に合わせた自由な改良がおこなわれ、約半世紀ほどで、旋律楽器でもあり打楽器的要素ももつ、日本固有の弦楽器「三味線」が生まれました。

楽器を改良し三味線を創造したのは琵琶法師たちとも、「三味線組歌」を創始した盲目音楽家であるとも伝えられています。

引用元-三味線の歴史 | 【琴・三味線の販売、修理専門】 大津琴三絃

まとめ

海外から伝来してきたものを日本独自に展開させたものも多々ありましたが、何百年も受け継がれると言うのは素晴らしいことですね。文化は国の一つの財産ですから、これから何百年先も受け継がれるよう大事にしたいですね。

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