大学の成績で優とは

大学の成績評価は一般的に5段階のようです。学部によっても基準が違うかもしれませんが科目の習熟度を計るのに欠かせないものです。5段階の評定で優は一番優れた評定ですが、どのように評価するのでしょうか？調べてみました。

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大学の成績評価の基本

成績をつけるという行為自体が、純粋な知的好奇心にもとづく自由な探究という学問の精神に反する、という信条もあるでしょう。しかし、大学にせよ、大学院にせよ、その学問の世界に学生を招き入れるにあたって、われわれは試験にもとづく成績評価を現に行っているわけです。このように成績評価が学生の人生について回る以上、われわれにできることは、成績評価が学生を傷つけ学問から遠ざけるものではなく、向上をもたらすものになるように努めるということでしょう。

というわけで、成績評価の基本は、

1. 一貫した原則にもとづいていること
2. 明確かつ公正であること、
3. 学生を励ますものであること

引用元-授業の基本－８：成績を評価する

東京大学が「優」成績評価見直し

東大は、3・4年生にあたる後期課程で一部学部に適用していた「優3割規定」を全学部に拡大する。学生がつくる「東京大学新聞」（2013年9月17日発行）が報じた。7月9日に行われた教育運営委員会の「学部後期課程教育における成績評価の改善に関する申合せ」で決定したという。

「優」の割合を制限する「優3割規定」は、入学後2年間在籍する前期課程では、すでに導入されており、「原則として優を受験者数の3割程度とする」という申し合わせがある。だが3・4年にあたる学部後期課程では、一部の学部を除いて成績評価の割合に制限がないため、「優」の学生が何人も出る「楽勝科目」も存在していた。

この件が報道されると、ツイッターで東大生は、「後期でも優3割すごく困るんですけど…」「何が後期課程でも優3割だよ死んでくれ本当に死んでくれ」などとつぶやき、困惑しているようだ。実際、東大文学部出身の20代女性は成績評価基準について、「文学部は『優3割規定』がないから学部後期課程は楽だった」と話す。成績評価基準を変えることで、限られた「優」をめぐる競争心を掻き立てる狙いもありそうだ

引用元-全文表示 | 東大が「優」成績者を3割に限定　成績評価見直しで「質」を確保 : J-CASTニュース

大学の成績評価の国の取組

我が国の大学は成績評価が厳格化されているとは言えず，教員間の共通理解の下，到達目標や成績評価基準を明確化するとともに，GPAなどの客観的な評価システムを導入し，組織的に学修の評価を行うことが必要。

【大学に期待される取組】
・　成績評価基準の策定・明示，ＧＰＡ等の客観的基準の厳格な適用，多面的な評価方法の導入・活用の検討，外国語コミュニケーション能力の評価の厳格化など

【国によって行われるべき支援・取組】
・　成績評価の厳格化等の先導的取組への支援，GPAや成績証明書等の標準的な在り方　等に関する検討，成績評価における外部評価や相互評価の取組の促進など

引用元-「学士課程教育の構築に向けて」中央教育審議会答申の概要：文部科学省

広がるGPA導入　成績の水準を数値化

大学の成績は「優、良、可、不可」または「Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ（Ｆ）」という原則４段階で、この上に「秀（Ｓ、Ａプラスなど）」が乗る５段階評価が一般的。これに加えて、近年は「ＧＰＡ」という評価法が広がってきた。

ＧＰＡは「グレード・ポイント・アベレージ」の略。秀を４点、優を３点、良を２点などと点数化して各科目の単位数を掛け、履修登録をした全単位数で割ってはじき出す総平均点だ。学業全体への取り組みや成績水準が分かるとして、米国のほとんどの大学で導入され、アジアでも広がっている。

日本では２０００年度に６７校だった実施校が、１１年度は６１％の４５３校に増えた。名古屋大の近田政博准教授（高等教育論）によると、中教審や大学の評価機関などが１９９０年代末以降、厳格な成績評価を大学に求めたことが背景にある。中教審は、０８年には「ＧＰＡをはじめとする客観的な評価システム」による学修評価が「強く求められる」と強調した。

グローバル化への対応も理由の１つ。日本からの留学や外国人留学生の受け入れに際して、共通のものさしとして導入を迫られた。

引用元-いまドキッ！大学生｜中日進学ナビ｜中日新聞

大学の成績がいいから優秀だと判断することはできない

成績からはどのようなことが見えてくるのでしょうか？成績表には、その学生自身が入学してから今まで取得した授業の科目、単位、成績が記載されています。しかし、大学の成績はいろいろな要素が絡み合っているので、一概に「成績が良いから彼は優秀だ」と判断することはできません。

成績から想像することができるものは、次の3つです。

1つ目は、授業選択の考え方（どのような授業を選択していたか）です。言い換えれば、学生の「学ぶ」姿勢が見えてきます。

2つ目は、授業への向き合い方（授業にどのように取り組んできたのか）です。どのような場面で「学ぶ」努力をするのかということです。

3つ目は、地アタマの良さ（厳正な授業評価は？出欠確認のない授業での評価は？）です。

成績は以上の3つの要素が絡み合っているので、成績が良いからといって「地アタマ」が良いというわけではありません。

一律に多くの学生の成績を見ることができない点が、採用活動において大学の成績が活用されていない理由です。しかし、言い方を変えれば「しなくてはいけないこと」に対しての考え方、行動、能力といった多くの要素が実は成績表から見えてくるのです。

引用元-「大学の成績」は使えない指標じゃなかった！“学生の本質”が分かる成績表を使った面接法｜不機嫌な就活　辻太一朗｜ダイヤモンド・オンライン

まとめ

大学の成績評価　文系はあいまいだと聞いたことがあります。新卒採用する際に成績表を提出させる企業が増えているそうです。
多くの学生がネットなどの面接対策ページなどで練習してきて同じことを言う状態になっているのが原因だとか。
自分の言葉で答えられたらいいですね。

twitterの反応

https://twitter.com/KaiharaOsamu/status/643675589287636992

大学の成績、秀3つに優3つとかそんな感じだけどぶっちゃけなんかやる気起きない。また留学したい。夏休み病

— 和也 (@k_amitaa) September 14, 2015

https://twitter.com/mitsu_Lv1/status/643415668709167106

大学から成績届いてた。

落とすどころかやっぱりほぼ優だったwwwいつも単位あざっすwww

— れど@ナマモノ (@mikity01221) September 14, 2015

https://twitter.com/sgwlion/status/642258836963749888
https://twitter.com/UZURER/status/642312334111719424

フランス語？大学の時に第二外国語で選択してて成績は優でしたよ？コマンタレブー？

— たけしゃん (@jzbs01sr) September 11, 2015

琢真！　大学入って変な友達とつるんで　こんなんなってもう…　安田さんって言ったかしら…　毎日毎日呼びつけて　お酒飲ませて…　おかげで体育の成績が㊝つかなかったでしょ！

— nacs_bot (@nacs_bot) September 10, 2015

https://twitter.com/sentoukiairbase/status/641936665200582662
https://twitter.com/lumi27_lr/status/641650764339744769
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