軽症でも呼び出し？救急車要請の有料化のメリットは！

救急出動件数は、13年には591万5956件で、過去10年間で20％増加し、今後も増大することが予想されます。しかし、救急車で搬送された人のうち49.9％は軽症と判断されており、「真に緊急を要する傷病者への対応が遅れ、救命に影響が出かねない」と危ぐする声も少なくありません。

これからも進む少子高齢化は深刻です。救急車要請を有料化することについてのメリットについて調べてみました。

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救急車の一部有料化−財務省の提案

財政制度等審議会（財務相の諮問機関）の財政制度分科会に、社会保障分野以外での歳出見直し案をあらたに提示した。救急出動の一部有料化などを盛り込み、財政再建に欠かせない歳出改革に本腰を入れるよう促す。財政審としての提言は５月中に取りまとめ、今夏の財政再建計画に反映させたい考えだ。

地方財政に関連する行政サービスの効率化では、軽症者を対象にした救急出動の有料化を提案した。総務省消防庁によると、２０１３年の救急出動件数は５９１万件と１０年間で約２割増加した一方、約半数が軽症だった。

有料にすることで重症者への対応を迅速化させ、同時に、救急要請を抑えて財政負担を軽減するねらいだ。

引用元-社会保障以外でも歳出改革、救急出動有料化も＝財務省提案 | Reuters

救急車が有料の海外での料金

欧米の大半の国は、救急車は有料なのが一般的のようです。

例えば、ニューヨークでは基本料金が5万円、カナダのバンクーバーでは6万円など、決して安くはない料金が請求されます。

基本料金に加え、タクシーのように走行距離や利用時間に応じてプラス料金が加わるシステムも普及しています。また、重症のケースでは無料として、軽症の場合は料金を請求させるシステムもあるようです。

【諸外国の救急車の料金体系】
・ニューヨーク（アメリカ）——50,000円
・バンクーバー（カナダ）——60,000円
・ロンドン（イギリス）——0円
・ミュンヘン（ドイツ）——67,000円
・ローマ（イタリア）——0円
・ゴールドコースト（オーストラリア）——90,000円
・パリ（フランス）——重症者は0円、それ以外は34,000円
・シンガポール——非救急の場合のみ有料

引用元-救急車の有料化を財務省が提案—海外では有料が一般的 | 看護師のWebマガジン【ステキナース研究所】

救急車の有料化に伴うメリット

まずは有料化になった場合のメリットを考えてみましょう。

有料化になると今までのように無料で利用できなくなるので、本当に重篤な患者のみに使用できるようになります。
飲み会などで具合が悪くなったからとりあえず救急車を呼ぶなど、救急車の出動件数が増え、結果的に本当に必要な患者への手配が遅れるなどして、命を落とすケースもあるといいます。
これにより、病院までの搬送で命を落とすケースが少なくなり、結果的に助かる命が増える可能性が大きくなります。

その他にも、有料化にすることによって、毎年2兆円もの予算を投じている消防関係の改善を計ることができるようになります。

引用元-日本の救急車も有料化へ！気になるメリットとデメリット！

　

救急車の有料化に賛成−出動要請の理由が酷いものも

救急医療サービスはビジネスとしてやっていくべきと考えます

日本ももうそうするべき時代に来ています
大都市では無駄な救急要請が多く、常に全救急隊の半数が稼働中が普通になっていますし、更に酷い時では９０％以上が稼働中なんて事もよく発生します
東京消防庁なんかだと、常に５、６割の救急車が常に稼働状態で、酷いと９０％以上や１００％稼働中という事もあり、迅速な救急車の到着が出来なくなっています
都会で命に関わる病気や怪我をしても救急車は来ません、みんな出場中だから

そして、都会の救急車は１台辺り平均１０件は当たり前で、酷い隊だと平均出場件数が１４、５件の隊もあり、そんな救急隊は常に救急車が消防署にいない状態です
はっきり言いますが、そんな１０件や１５件、２０件近く出場したって本当に必要な救急要請は１、２件くらいです

引用元-救急車有料化って話がありますが皆さんは賛成反対？僕は賛成です！アメ… – Yahoo!知恵袋

救急車を有料にするといくら？

『救急車の出動、1回4万円です・・・コストを公表』
　税金の使われ方を詳しく知ってもらおうと、さいたま市は、救急車の出動１回に要した支出相当額など、各行政サービスのコストについて公表を開始した。（中略）２０１１年度でみると、救急車出動１回当たりのコストは報償費、役務費、備品購入費などを含めて４万２４２５円。

引用元-救急車の出動1回4万円也｜救急救命士の先生の雑記帳

まとめ

本当に重篤な患者を搬送するための救急車が、軽症の患者を搬送している事実が見えてきました。救急車を利用する人のモラルがとても重要ですね。

twitterの反応

こういう人らは防災・救急分野でも自分に直接的なメリットがなければ無駄遣い扱いするし、支払いを求められるとブチキレるからな。
救急車や消防車が有料道路使うのがけしからんとか、消防署にエアコンがあるのはけしからんとか、筋トレしてる消防士は過剰人員だから削減しろとか言うんだぜ

— ジミーちゃん on HILUX (@Jimmy_Hilux) July 23, 2015

救急車利用のメリットが「無料」ということであれば、医療機関受診のための公共交通機関やタクシーの利用を無料に、受診先確保ということであればその種の電話サービスを…これは有料でも…提供すると、救急車の目的外利用を減少させられるかも知れないねえ。

— 中村利仁 (@rijin_nakamura) June 15, 2015

https://twitter.com/dauny0910/status/332904961996357632
https://twitter.com/04lo_ve14/status/158949461945618433
https://twitter.com/harakei373/status/324004418049687555

朝起きた時点で21℃。今は23℃＠長野市。今は大変快適なのですが、34℃まで上がるなんて…。救急車を有料化する話もあるみたいだけど、熱中症の搬送をためらうケースが出てきそうで怖いです。大半は軽症で済んでいるけれど、死亡例とか見ているとまさか亡くなるとは…って感じだと思いますから。

— toriyamashu (@toriyamashu) July 25, 2015

救急車にしても「軽症患者のみ有料化」と表現するから鬼畜の所業みたいに言われるわけで、「救急車完全有料化、ただし重症患者は全額免除」と表現すると風当たりが弱まるんじゃないかと割と真剣に考えてる。
（あくまで一般市民レベルの認識の話です）

— ジミーちゃん on HILUX (@Jimmy_Hilux) July 21, 2015

救急車有料化の前に各消防署に
救急バイクを配備
119があったらバイク 救急車同時出発
容体確認して自分で行けそうなら救急車は
帰還
これで良くないですか？
なんども大阪市や橋下さんにメールしてるけど返事もない。
めっちゃ緊急時は バイクが先導して救急車を進ませる事もできます

— KAZ@Hobby CityTV/RADIO (@kazbb4) July 21, 2015

https://twitter.com/_T000000UJI/status/622731337510719489
https://twitter.com/MasatoshiMizuka/status/621766242358177792