「了解しました」と「承知しました」の使い分けって?
2018/04/03
ビジネス上で、「分かりました」という意味合いで使われる言葉に
「了解しました」「承知しました」がありますね。
その意味と使い方を理解できていますか?
いざという時に、どれを使ったらいいのだろう?
と悩んでしまうことはありませんか?
今回は「了解しました」「承知しました」違いと
ビジネスシーンでの使い分け方を調べました。
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「了解」とは?
( 名 ) スル
①事情を思いやって納得すること。理解すること。のみこむこと。了承。領解。領会。 「事情を−する」 「 −できない」
②無線などの通信で,通信内容を受け取ったことを表す語。 「『ただちに行動を開始せよ』『−』」
③〔ドイツ Verstehen〕 ディルタイの用語。文化を生の表現とみて,その意味を自己移入・追体験などによって共感的にとらえること。理解。
引用元-−-weblio辞書
承知とは?
[名](スル)
1 事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。「無理を—でお願いする」「君の言うことなど百も—だ」「事の経緯を—しておきたい」
2 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに—した」
3 相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。「この次からは—しないぞ」引用元-−-goo辞書
「了解しました」と「了承しました」の違い
了解しました
「了解しました」は、同僚もしくは目下に対して使う言葉です。「了解しました」というのは、「了解」に「しました」をつけることで丁寧語になりますが、尊敬語ではないため、お客様や目上に対して使うのは失礼にあたります。
承知しました
「承知しました」は尊敬語になりますので、お役様や目上の人に対して使うのに適切と言えます。ビジネスシーンでも使う頻度は大変多いため、覚えておきましょう。
了承しました
「了承しました」は、何かを「承諾」したときに使います。「それでいいですよ」という意味合いになりますので、目上が目下に使うのが正しい使い方となります。お客様や目上の人に使ってはいけません。この場合、お客様へは「承りました」目上の人へは、「承知しました」が正しい使い方です。
かしこまりました
「かしこまりました」、は「承知しました」と同様、お客様や目上の人に使えます。
覚えておくべきは「かしこまりました」と「承知しました(承りました)」上記のように、「かしこまりました」「承知しました(承りました)」は、目上の人やお客様に対して使える言葉となります。この2つはビジネスシーンにおいても非常によく使われますので覚えておきましょう。
引用元-−-U-NOTE
尊敬語と謙譲語の区別
敬語が難しいと言われる理由に、尊敬語と謙譲語の区別がつきにくい点が挙げられます。まず、どちらも相手が目上の場合に使う敬語だと理解してください。相手を言葉で敬う方法には2種類あり、尊敬語は自分の立場を変えないで相手を持ち上げるようにすることであり、謙譲語とは相手の立場を変えないで自分が下にさがる方法です。仮に「食べる」と言う言葉を尊敬語にしたかったら「召し上がる」が尊敬語になります。
資料などを目上の相手に手渡す時は「ご覧になってください」が正しい尊敬語です。間違っても「拝読してください」とは使わないようにしましょう。反対に謙譲語は自分が主語で話す時に使いますので、「食べる」を謙譲語にしたかったら「頂く」になります。「言う」の場合は「申し上げる」になります。引用元-−-マイナビウーマン
目上の人には「了解しました」は使わない
メールでは「わかりました」の意味で「了解しました」がよく使われます。しかしこの言葉は目上の人には不適切です。
「了解」に「しました」をつけることで丁寧語にはなりますが、尊敬語にはなりません。部下や同僚などに使うのなら「了解しました」で大丈夫ですが、お客様や目上の人には「承知しました」「かしこまりました」が適当です。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章1
打ち合わせの件、了解しました。同僚や部下には送っても問題ないメールですが、目上の人にはふさわしくありません。すべての人が不快に感じるレベルではありませんが、言葉に厳しい人は眉をひそめます。用心のため言い換えましょう。
お客様、目上の人にもふさわしく変換1
打ち合わせの件、承知しました。次の文章例も同じです。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章2
営業部への連絡の件、了解しました。↓ ↓ ↓
お客様、目上の人にもふさわしく変換2
営業部への連絡の件、かしこまりました。もうひとつ例です。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章3
ご依頼の件、了解しました。↓ ↓ ↓
お客様、目上の人にもふさわしく変換3
ご依頼の件、承りました。「了解しました」は非常に汎用性の高い言葉です。使いやすい言葉のためについつい使ってしまいがちですが、目上の人に対しては、もっと適当な言葉があることを知っておきましょう。
引用元-−-書き方ができる人コム
「了解」について
ビジネスでは敬意が含まれない言葉とされる年代もいるのでご用心。
「目上(上司)の人」が「目下(部下)の人」に対して使う。
または、「(気心のしれた)同僚同士」で使う。※警察・軍隊で使われている「了解」はニュアンスが異なる。
※ビジネスで「部下」が「上司」に対して使うのは失礼だと感じる年代も。感覚値としてですが第二次ベビーブーム年代以前のご年代の方々に多いような。
※威張りたがりの上司の返信メールは、「了解」一言ということも。天狗度確認指標?引用元-−-イソラボ
「承知」について
ビジネスにおいて一般的。
「目下(部下)の人」が「目上(上司)の人」に対して使う。
「かしこまりました」としてもよい(個人的にはこちらが無難かと)。謙虚な上司は部下に対して使うこともある。しかし、部下との上下関係を明確にしバランスが取れないようであればNG。
引用元-−-イソラボ
まとめ
「了解しました」は社内限定で使っても大丈夫ですよね。(上司はやめましょう)
これからは、意識して使い分けるようにしましょう。引用元-−-
twitterの反応
了解の話が出てたけど、どちらかというと「かしこまる(了承)」と「承知する(了解)」の使い分けを入社当初最初に教えてもらった印象が強かったですね
— kayakisu_rebita (@kayakisu_rebita) May 25, 2015
https://twitter.com/sheng/status/604504754207612928
了解の話が出てたけど、どちらかというと「かしこまる(了承)」と「承知する(了解)」の使い分けを入社当初最初に教えてもらった印象が強かったですね
— kayakisu_rebita (@kayakisu_rebita) May 25, 2015
ビジネスメールで「了解しました」「承知しました」、「ごくろうさまです」「おつかれさまです」の使い分けができている人をみると、「ちゃんとしてるなー」と思う。使う頻度が多い割に、前者で通しちゃう人がわりと多いので。
— ツレヅレハナコ (@turehana) May 23, 2015
例えば面接で言い間違えたときにとっさに「あ、ごめんなさい」と言っちゃう人がいるけど、これは良くない。「ごめんなさい」は身内や友達同士の間でのお詫びの言葉。目上の人に対しては「すみません」「申し訳ありません」が正しい。「了解しました」「承知しました」の使い分けも同様。
— 篠原功治|大学キャリアデザイン (@Koji_Sign) January 14, 2015
https://twitter.com/hkohno_abbr/status/528279622727647233
「了解」と「承知」の使い分けとか「お疲れ様」と「ご苦労様」はどっかの業界の使い分けがそのまま「一般常識」として膾炙しただけだと思うんだよな。
— 糸畑要 (@boreford) April 26, 2014
了解と承知の使い分けがどうとかの議論を見ていると、コミュニケーション技能が無駄に複雑化した未来社会を描いたSFみたいと思ったり……
「君たちは未来に生きている」といったのはウィリアム・ギブスンだっけ?— Gen.theblow NEKOMURA (@naa) February 11, 2014
>RT
ビジネスでの言葉の使い方は難しい。特にメールになってからは言葉に感情を込められない分、誤解を産みやすい。
ビジネスが円滑に行くかどうかの70%は、コミニュケーションで決まると言われた事がある。その時はピンと来なかったけど、最近痛感する日々。了解と承知の使い分け、大切。— Naoming (@Koyu0920Mama) February 11, 2014
https://twitter.com/solicitor55/status/315328397431676928
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