脳の病気で性格が激変、犯罪行為をしてしまうことがある？！

ある日突然家族が性格が変わってしまい暴力的になった、真面目だったはずの人が突然万引きや痴漢など犯罪行為で捕まってしまった・・実はこんな事柄が脳の病気によって引き起こされている可能性があるんです。今回は性格が激変してしまう危険な脳の病気について調べてみました。

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急に性格が変わって犯罪行為をしてしまう。そんな病気がある？

「ピック病」ってご存知ですか？

近年社会的に問題になっている社会的地位のある中高年の万引き。
その背景にピック病が隠れているケースもあるということで注目を集めています。

引用元-中高年の万引きの原因に「ピック病」？その症状とは？

ピック病とは、脳の前方にある前頭葉と横側にある側頭葉が萎縮することで引き起こされる病気。
最初に報告したのがアーノルド・ピックという医師が報告したことからこの名前がついた。

引用元-法務事務官が万引って病気では？認知症の一種「ピック病」！？：メンタルのサプリ：So-netブログ

原因は今だ不明。　人格や言動に障害が表れるのが特徴で、４０代あたりから多く見られ「前頭側頭型認知症」とも呼ばれる。
前頭側頭型認知症の特徴は「罪悪感の欠如」だ。　栗田貫一さんもTV番組内で買い物中の妻にイライラした様子で「早く買えよ！」と冷たく言い放ったり、「うるせえよ！」「殺していい？」など暴言三昧。
他にも、万引きをしたり、痴漢をしたり、運転時に高速道路を逆走したり、普段では考えられないような行動をしてしまう特徴がある。

社会的にも認められた病名ではない為、暴言＝性格が悪い。　万引き・痴漢＝犯罪者　と誤解されてしまう。
当然、万引き・痴漢は犯罪なのだが・・・　しかし本人に悪気はない。「罪悪感の欠如」というのはやっかいだ。

引用元-法務事務官が万引って病気では？認知症の一種「ピック病」！？：メンタルのサプリ：So-netブログ

脳の病気、ピック病。一体どういう病気なの？

原因不明の病気
初老期痴呆（初老期とは歴年齢上の定義は４５歳〜６５歳）の代表疾患がアルツハイマー病とピック病で、現状ではいずれも原因不明の大脳萎縮性疾患です。
アルツハイマー病がかなりその病因が解明されつつあるのに対し、ピック病は病因解明の糸口となるような特徴的病理像がありません。
そのことがピック病研究の立ち後れの原因となっていて、治療法はいまのところ発見されていません。そのため、介護が中心となっているのが現状です。

発症率はアルツハイマー病の1/3以下
ピック病はアルツハイマー病に比して少なく、発生はアルツハイマー病の1/3〜1/10といわれているます。

平均発症年齢は49歳
４０代〜５０代に発病のピークがあり、平均発症年齢は４９歳で、アルツハイマー病の平均発症年齢に比べ若干若いのが特徴です。

引用元-認知症の種類：ピック病の具体的な症状【教えて！認知症予防】

ピック病の症状：どんな性格変化が起きる？

■どんな症状の病気なのですか
人格、性格が極端に変わってしまったといった症状がまずみられます。
例えば騒がしく軽々しくなった。派手になってやたらと買い物をするようになった。逆に何もしないでじっとしているようになった。不潔で平気でいる。また店でものをとって食べて平然としている。このように常識からは外れるような性格・行動のパターンがみられます。躁うつ病と紛らわしい場合もあります。
はじめの頃は記憶力は保たれていて、初期から記憶力が低下するが人格は保たれているアルツハイマー病とは対称的です。このような認知症を前頭側頭型認知症といいます。

引用元-順天堂大学医学部附属　順天堂越谷病院 / 神経内科前頭側頭型認知症-ピック病

■その他にはどんな症状がありますか
その場とは関係ないフレーズがいつも繰り返しでてくることがあります。
例えば”水をのんでいるからね”というフレーズを状況とは関係なく話すことです（滞続言語といいます）。
また単語がなかなかでてこないという失語症の症状で発症することもあります。
この場合は段々言葉がでなく話せなくなってきますが、先に述べた人格・性格の変化は目立ちません。また物事の理解もよくできていて”認知症”とは異なります。

引用元-順天堂大学医学部附属　順天堂越谷病院 / 神経内科前頭側頭型認知症-ピック病

ピック病はまだ治療法が確立していない病気です。

専門家によれば、一日のうちでこうした状態になるのはごく短時間だったりするため、見つけにくく、自覚されないことも多いようだ。
アルツハイマーに比べて知られておらず、診断できる医師も多くはなく、介護以外の有効な対処法がないのが現状だ。

引用元-全文表示 | 働き盛りが「なぜ、そんなことを？」　あ然とする行為の原因は「ピック病」かもしれない : J-CASTニュース

治療について
治療法は、残念ながら他の認知症と同じく、有効な手段は見つかっていません。
また発症を予防することも不可能です。しかし、老年科などの専門医や心療内科への通院により、反社会的な行為などは抑えることができるようです。

精神安定剤などを服用することにより落ち着きを取り戻し、少なくとも突然激怒したり粗暴になったりといったことは防ぐことができるでしょう。

引用元-ピック病（原因・症状・治療など）（沢山ある、認知症を引き起こす病気）

病気の早期発見：性格の変化の他に気をつけるポイントは？

ピック病の早期発見のポイント
ある実際のピック病の奥さんを介護している人が気付いたピック病の４つ初期症状。これが、早期発見の決め手になる可能性があるという。

1.うつ病と間違えやすい。やる気、意欲、興味がなくなるのでうつ病と診断されやすい。
2.突然食の好みが変わる。甘いものばかり食べるとかカツ丼ばかり食べ続ける等。同じものばかりを食べ続ける。
3.同じものを大量に買う。豆腐や大根など買い物に行くと同じものを買いすぎて冷蔵庫がその同じもので溢れかえっている。
4.我慢ができなくなる。本能的な行動が抑制できなくなり、万引きや人の列に割り込んでしまうなどという行動が見られる。悪いという認識がなくなってしまう。これも前頭葉がダメージを受けているために起こるとかんがられている

引用元-ピック病という認知症がやばい！ ピック病の症状と早期発見、治療法 – 気になるネタ

まとめ

ピック病に関しては、厚生労働省がこの病気の実態調査に乗り出した、というニュースがありました。働き盛りを急に襲うこの病気、早く治療法が確立されることを祈ります。

twitterの反応

冗談とかじゃなくて病院で精密検査受けたら何か見つかるのでは。突然性格が豹変した人を絶対におかしいと病院に連れてったら脳の病気だったとかの話あるじゃん

— 空窓堂／金P (@coosodo) May 10, 2016

脳の病気で性格が急変することもあるのか・・・こわいね

— らるふ (@raruhu_suipo) April 30, 2016

手の平を返したような性格の変容は脳の病気の疑いが強まるから

— くろっしぃ (@azr2L) March 14, 2016

ピック病ってなんで考えることができないのだ？　と思って調べてみたら前頭葉は脳の司令塔であり、前頭葉（側頭葉も）が機能不全だから考えられないのだ　ということがわかった　なるほどなあ
そして前頭葉は抑制する働きもあるので
好き勝手するわけだ

— syumitekt (@syumitekt) April 25, 2016

前頭側頭型認知症、通称ピック病は調べれば調べるほど、なにかの悪意しか感じられない病気だと思う。性格変わって凶暴になる、暴力暴言、社会不適応行動。進行が早く寿命が短いのは、せめてもの救いなんだろうか。穏やかだった人が突然豹変するんだから。家族も本人もつらいだろうなぁ。

— ろくろし (@roku_yoshitaka) April 16, 2016

アルツハイマー型、脳血管性認知症、レビー小体型、ピック病。いろんなケースがあるんだなぁ。「もう少し様子を見よう」で後悔することも、、、ってフレーズ、刺さるなぁ。何事も早期発見・早期受診をってことなんだね。

— シモサワ (@kissako_mt) April 6, 2016

闇の〜界隈はわたし的にはどうでもいいんだけど、身近なひとが急に性格・言動が変わった場合、ピック病を含む前頭側頭葉変性症の恐れもあることは覚えておいて欲しい。若年性認知症の一つ。

— secilia2010 (@secilia2010) November 25, 2015

ピック病をぐぐった。若年性認知症のひとつらしい。
反社会的行動、常同行動、刺激に影響されやすい、性格の変化、感情の変化、注意力、集中力の低下、自発性・意欲の低下、失語症、食・性行動の異常…

なにより、本人に病気の自覚がないらしい。四十代でもなり得る。

— まうどん (@mauzoun) May 12, 2015

認知症の一種「ピック病」 人が変わったかのようになる症状。認知症の一つである「ピック病」について解説している。ピック病は「人格障害」が目立ち、言語障害を伴うケースも多い。知識やプライドはそのままに、人格や性格だけが変化するそう。なるほどなあ。

— ぞうのかみさま (@trendienglish) December 28, 2014

ピック病は性格が１８０度変わるからなぁ…
授業でビデオ見たときは
本気で目を疑った

— 蜜柑飴/miele@固ﾂｲ最新歌練習配信 (@cafe_de_orange) August 7, 2014